ビンテージなどの最近の新世代の薪ストーブに共通する設計で、炉内を断熱性の高いバーミキュライトで覆って、高温を保持して熱効率、燃焼効率を上げようという意図の設計と構造になっているのが、モデルチェンジ後の大きな違いだ。
バーミキュライトは鋳物パーツに比べて脆いし弱いので、性能向上と引き換えに耐久性に難がある。ある程度定期的に交換してやる必要があるので、一長一短だと思う。煙突掃除の時などのメンテナンスの時に衝撃を加えて割ってしまうリスクもあるので、新型を私は手放しでは喜べない。
モデルチェンジ前の耐久性を重視する場合は、今後はドブレOEMのセガンを選択するということになるだろう。ちなみに鋳物のバッフルプレートのセガン(ドブレ640CB/760CBと同一構造)は当面の間はバーミキュライトではなく、鋳物のバッフルプレートのままで販売継続と確認が取れている。
バッフル板がバーミキュライトになった
サイドローディング扉部分のカバーも鋳物製からバーミキュライトに変更になった
良く観察するとサイドローディング扉の上部のバッフル板は薄く加工されていて、横からの薪の投入時に薪が当たりにくくしてある。
扉の開閉はモデルチェンジ前の回転式レバーではなく、前後方向の動きになって操作しやすくなった
フロントのメイン扉のハンドルもサイドローディング扉と同様で、廃盤になった700SL方式を継承
この方式は回転式のハンドルと違って、開始点、終了点に悩まずに済むので、人間工学的に優れていると思う。
寿命の短いパーツなので簡単に交換できるようにハマっているだけで持ち上げれば外れる
バーミキュライトを取り外したサイドローディング扉
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コメント
確かにバーミキュライトの一長一短ですねぇ。でも好みですがもしかしたら鉄との比較すればもろい耐久性より、バーミキュライトの高い燃焼効率による恩恵、つまりはキレイな炎とか、キレイな燃焼ガス(燃焼効率など)じゃね? お客様へのバーミキュライトにもろさを説明をしたうえで、選択して貰うというのは普通手順的な真っ当ではないのかしら!?
新しいのは高いわよね? 此方のほうが販売上問題ではないのですか?
うさぎさま:
おっしゃる通りで、両方の一長一短を理解した上で選択していただくのが良いと思います。
薪よう子さま:
旧モデルに比べて高めの値段設定は、コストパフォーマンスを重視するお客様からの選択は厳しくなるでしょうね。
先程あー、は申し上げましたが個人的にはまだ圧倒的に耐久性の重視派ですわ。笑 いちいち故障したり、部品交換など真っ平でしょう! 薪ストーブはクルマと違って移動出来ませんからね。
うさぎさま:
本文中にも書いた通り、私も個人的には耐久性重視派です。