クッキングストーブ

薪ストーブを設置することを前提に設計して建てられた家だ。薪ストーブが二台置かれるリビングダイニングを家の中心部にして、巨大な吹き抜け空間で二階の各部屋まで家中どこにでも暖気が行くように上手に設計されている。

写真は台所から撮影したものだ。

奥に見ているのがメインの薪ストーブだ。これはまた後日紹介する。

手前に見えているのが今日取り上げるクッキングストーブだ。クッキングストーブとは料理することを前提に作られた薪ストーブで薪を燃やす炉内を取り囲むようにオーブンがあり、また天板の上では直火または伝道熱でコンロの調理ができるようになっている。炎や煙の流れで天板の置き場所によって温度が調整できるようになっている。オーブンの窓に耐熱ガラスで焼き具合が確認できるのは言うまでもないが中には照明までついている。

普通の薪ストーブでも工夫すあればそれなりに料理はできるが、どうしても色々制約が出てくる。特に炉内でオーブンをやる時には熾き火の状態を維持する必要があるが、クッキングストーブだとガンガン焚いていても普通にオーブンができてしまう。料理をすることを前提にして設計されている薪ストーブは使い勝手が本当に良さそうだ。冬場の稼動している時期であれば、電気やガスのコンロやオーブン、レンジなどと同じかそれ以上の使いやすさがありそうだ。

それら普通の薪ストーブだと天板の上で何か作ると、本体からの熱がけっこう身体に伝わってきて熱いのを我慢しながらとなるが、クッキングストーブだと熱が周囲に伝わらないようにシールド断熱されているので、長時間近くにいるのがそれほど苦痛にはならないという面もある。

薪の熱を暖房として使うだけでなく、料理の熱源として効果的に使える魅力的な一台だ。薪を熱源として作った料理はガスや電気とは明らかに味が違う。まろやかでおいしくて遠赤外線効果が素材にも届いているようだ。遠赤外線は暖かくて心地よいという身体で感じる側面だけでなく、実際に調理の際にも効果的に働いているようだ。普通の薪ストーブだと「たまに薪ストーブ料理」となるが、こういうクッキングストーブを使っていると「冬場は毎日薪ストーブ料理」ということになるのは間違えない。



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