仕事での移動中に畑の中に切り倒された木を見つけたが、なかなか持ち主、地主を見つけることができなかった。畑だから農作業をしている人がいるのが普通だけど、不思議といつ通っても見かけなかった。
近所の家にどこの畑か訊いたら「この先の新築の家だろう」とのことだが、そこは普段人がいなくて別の場所にいるとのことだった。とりあえず行ってみるがやはり人の気配がない。
近くを通る度にチェックすると何回目かにようやく家の前におばあさんが草むしりをしていた。声をかけて訊いてみるとご主人様を呼んでくれた。それで「変電所の向こうの畑はお宅の?切り倒されている木をもらいたいんだけど」と訊いたら「畑はそうだけど、木はあったっけ?」とか言っている。一緒に車に乗ってもらい見に行ってくれることとなった。すると木がある畑は別の人の土地で、その家はさらに一つ遠くの区画だそうだ。
ここで手がかりが途切れそうになってがっかりだが、目的の畑の持ち主の情報も出てきた。なんと前の町長さんだそうだ。その気になって調べれば簡単に探せそうだが、そこまでするのもなんだかなと思っていたら、暖かくなってきているせいか、老夫婦が農作業していた。これまで数年間けっこう頻繁に通っていたが、ここに人がいるのを認識したのは初めてのことだ。すごい偶然なので迷わず車を停めて、木をもらえないか訊いた。畑に日当たりが悪くなるから切ったということで、別に要らないから持って行っても良いということになった。何の木かは判らないみたいだった。夫婦がそれぞれ別の木の名前を口にしたので、今ひとつ当てにならない。その時はチェーンソーを持っていなかったので後日取りに来ると言うこと了解をもらえた。
そして昨日、チェーンソーを車に積んで回収した。前回パッと見た感じの記憶で一度で全部積めるかと思っていたが直径30センチクラスの幹の部分だけは載せられなかった。地べたに置かれていたので、とりあえず下に枝をかまして地面から浮かせておき、後日再び回収しに行くことにする。
下のリンクのような皮手袋を一つ常に車に積んでおくと、持ち帰りできる原木があった場合にすぐに対応できる。普通の軍手だと原木を運ぶ際には今ひとつ頼りなくて力が入れにくいし、トゲなどあった場合の手の保護も今ひとつだ。こういう皮手袋は原木運びだけでなく、タイヤ交換などの作業にも良いと思う。