失敗体験(伐採編)

薪集め、伐採をしていて、これまで致命的なダメージを受けたことはないが一歩間違えるとそれに近いようなことにもなる。

自分が今までやった中で最も危なかったのは、住宅の開発地で伐採されて廃棄予定で積んであった直径が30-40センチクラスの原木の上に上って玉切り作業していたらまさに足元のそれが崩れたことだ。ぐらっときそうになったのでヤバイと思って速攻で原木の山の上から駆け下りたが、そこに原木が雪崩れのように迫ってきてギリギリセーフだった。巻き込まれたら間違えなく最低でも骨折、下手をしたら命を失いかねない状況だった。すごい音がしたらしく現場の近くの家の人が出てきて「大丈夫?」と声をかけられた。

立ち木伐採時では強風の時にやって風に煽られてしまったり枝で重心が倒したい方向とずれていて、自分が倒したい方向と違う方向に倒れてしまったというものがある。さすがに立ち木伐採時は神経が研ぎ澄まされていていつでも退避できる体制をとっていたので大きな事故にはならなかった。

あとは定番のチェーンソーで自分の足を切りそうになったというやつだ。足元の悪い山の中での立ち木伐採など過酷な状況で切り終わった後に刃の延長線上に自分の足があって履いている靴とかズボンの裾を切ったところで寸止め状態で身体まで刃が到達しなかったが、これもあとちょっとで大事故になるというところだった。

薪割り中ではクサビを打っていると、金属同士が激しく当たるので金属片が飛ぶことがある。それが肌に当たると血が出るくらいの衝撃がある。長袖長ズボン、ゴーグルと完全装備で作業していれば事故になりにくいが、暖かい季節など薄着で作業しているとけっこう危ない。実際にTシャツでの作業中に腕に金属片が刺さって血が出たことがある。

そのほかにマイナー系な怪我としては、玉切りした原木を運んでいて車に積み込む時とかに指をはさんでしまうものだ。これは半端じゃなく痛くて一瞬指が潰れたかと思うほどだ。幸い内出血で済んだが油断しているとけっこう危ない。あとはささくれが刺さったとかいうやつ。ちょっとだからと皮手袋をしない時に限ってやりやすい。

普段は安全に注意していても、疲れた時とか、油断した時とかに事故になりやすいので、常に十分に注意して作業したい。きついノルマを自分に課すと危険性が高まるので疲れる前にコマメに休むことが安全作業のポイントだと思う。

かわはら薪ストーブは全国

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