ネスターマーチンS33の灰落としの秀逸さ

ネスターマーチンS33は空気調整に使うハンドルをフック代わりに使って、本体の灰受け室の隣に出ているレバーに引っ掛けて、両手で持って満身の力を込めてガシガシと前後に揺すると、細かな灰だけが灰受け室に落ちるようになっている。炉底のロストル部分内部で繋がっているので、振動しながら微妙に回転するようになっているのだ。
この薪ストーブを使う前に、初めて触れた時には「こんな機能、あっても意味がないのでは?」と思ったけれども、実際に火を入れて、熾き火が灰に埋もれた状態で試してみたら、ありがたみを実感した。
ハンドルを引っ掛けて、前後に強く揺すると・・・
ロストルが振動しながら微妙に回転して効率良く灰だけを落とすことができる
この設計によって、スコップを使わなくても、効率的に灰だけを落として、熾き火や炭を炉に残すことができる。本体の温度が下がっている時だけでなく、特に熾き火がけっこう残っている時に威力を発揮する。この操作で灰だけを落として熾き火を残すと、再起動がとてもラクにできるのだ。
取り扱い説明書には、やってはいけないことになっている、裏ワザの操作なのだけど、この状態で灰受け室の扉を開いてやると物凄い勢いで熾き火から炎が噴出すので、簡単に薪に火がついてくれるのだ。薪に火が回ったらすぐに灰受け室の扉を確実に閉めてやろう。その状態だと酸欠状態になるので、本体の扉を微妙に開けて燃焼に必要な空気を送り込んでやろう。

「薪ストーブ店に見学に行ったけど、ネスターマーティンは暖かくない・・・」 ネット上でたまに見かける意見です。 …

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