クリーンバーンシステムで二次燃焼させている時の炎の様子


ドブレ700SLの二次燃焼の噴射(音声付き15秒・・・再生環境に注意)
薪ストーブの焚き方の極意を紹介しよう。
初心者の人にありがちな薪ストーブの使い方として「炉内に投入している薪の量が足りなくて、燃焼温度も低くて、薪を1本づつくべてどんどん薪を燃やしてしまって、薪をくべるのに忙しい。いつまで経っても暖かくならない」というパターンがある。これは本来の薪ストーブの正しい使い方ではない。
薪をたくさん入れてガンガン焚くと早く薪がなくなってしまうというのは誤った認識だ。実際にはガンガン焚いて温度を思いっきり上げてから、少ない空気で希薄燃焼させる方が薪の消費は少ないのだ。 
正しい使い方は薪そのものが燃えているのではなく、薪から発生した煙(ガス)が、炉内の上部で二次燃焼の噴出し、もしくは触媒の中で燃えている状態を作ることだ。ろうそくの芯の糸がなかなか燃え尽きないのと同じ理屈で、薪の木そのものを燃やさず、高温でガス(煙)を発生させて、そのガス(煙)を燃やすことで、少ない薪の消費で暖かくなる。高速道路をオーバードライブのトップギアでアクセルをほとんど踏まずに巡航運転しているイメージだ。
この時の炉内の様子が上の動画だ。薪から立ち上がったガス(煙)が、薪がちょこっと燃えた炎で引火して、ユラユラとオーロラのような炎が見えたり、クリーンバーンシステムから供給される高温の空気に触れてジェット噴射のように燃えているのが確認できると思う。
理想的な燃焼状態を作るためには、まず思いっきりたくさん薪を炉内に入れて、空気を全開で入れてやって豪快に燃やして、温度を思いっきりかなり高くまで上げてやることだ。表面温度が低い状態だったり熾き火が十分にできてないときに空気を絞るのは厳禁だ。まずは所定の温度までフルパワーでビビらずに燃やそう。高速道路の合流車線でアクセルを床まで踏んでフル加速するイメージだ。時速100キロに達したらアクセルを緩めるのと同じように、薪ストーブの表面温度が十分に上がってから空気を絞っていく。
空気の調整はスイッチではないので、オンオフではなく、微妙な調整が重要だ。全閉にしてしまうと、酸欠で不完全燃焼してしまう可能性が高くなる。その時の樹種、薪の太さ、乾燥度合いによって必要な空気量は異なるので、炎の様子を見ながら炉内が暗くなり過ぎないように、炎がユラユラ揺れるようなバランスの取れたところで空気を調整してやることが重要だ。慣れない人は、コマメに外に出て煙突からの煙を確認しよう。
薄い青白い煙が目視確認できる時は絞り過ぎだ。この時は不完全燃焼しているので、本来であれば熱になるはずの燃料が煤として炉内、ガラス、煙突内にこびりついて、煙突から燃料を燃やさないまま(熱に変換しないまま)煙や煤にして捨てているのだと認識しよう。
完全燃焼すれば、煙突からは透明な排気となる。ユラユラと蜃気楼のような揺らぎがあるだけで、気をつけてみないと全く焚いているかどうか判らない。そうなるように適切な温度管理で、上手な焚き方を身につけよう。 

かわはら薪ストーブは全国

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