関西薪ストーブの旅DAY4 煙突入れ替え工事

愛知県安城市のこのログハウスでは、室内側の吹き抜け部分をシングル煙突で施工のよくあるパターンで新築時につけられてしまったそうだ。薪ストーブの位置も壁面からかなり離されていて、炉台の前面も狭くなっていた。それにも関わらず、壁面もけっこう熱くなって不安な状態ということで相談を受けて、呼んでもらった。
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入れ替え工事前夜の状況
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入れ替え前の状態は天井付近で45°のエルボで振って、そこから下がシングル煙突のパターン
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薪ストーブ背面のリヤヒートシールドと炉の間隔がレンガ二つ分くらい開いていた
朝、工事をやろうと思って起きて外を見たら、雪景色でびっくりした。とりあえず今日のところは室内側の煙突工事なので多少の雪が降っても、問題ない。(車からの部材や工具の出し入れがちょっと大変なくらい)

愛知県安城市で、今朝起きたら、一面の雪景色でぴっくり!

Posted by 川原 和博 on 2016年1月19日

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煙突を取り外した状態
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入れ替え後のエルボ付近の様子
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入れ替え後は、30°のエルボで振って、口元付近までオール二重断熱煙突の理想的な状態にした
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ヒートシールドと炉壁の距離を70ミリまで近づけた
入れ替え工事の後に、早速いつものように、敢えて私は手を出さずに焚いてもらった。

「火をつけて、すぐに扉を閉じても燃えてくれるようになった」
「焚付けの炎が燃えやすくなった」
「炎が明るくて綺麗に燃えるようになった」
「燃え広がるのが早い」
そして温度が上がって安定燃焼してからは・・・
「空気を絞ってもユラユラ安定して燃える」
「ガラスも綺麗」

という感想だった。排煙が冷やされなくなったことでドラフトが安定していること、折れ曲がりの角度が緩くなったことで排気抵抗が小さくなって、絞れるようになったのを体感してもらうことができた。同じ薪ストーブ、同じ薪、同じ焚く人と煙突以外の条件は同じなので、このように変化がはっきりと体感できるのだ。
室内側もオール二重断熱煙突での施工をお勧めしたい。
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コメント

  1. ましまし より:

    先日はありがとうございました?
    このへん降らないのに朝びっくりするぐらいつもった雪も綺麗でしたね。
    長野に移動しなきゃ行けない川原さんには大変だけどみんな来た時にいい雪景色だな?と感動しました(笑)
    煙突交換してもらったら火のつきもいいしダンパー閉めても以前より透明感のある綺麗な炎が立ってゆらゆら踊るようになり最高です!!
    薪は必ず割るようにして暖かく綺麗な炎がでるようにしまっす!

  2. かわはら より:

    ましましさま:
    こちらこそ、ありがとうございました。周囲の人たちと巡り合わせてもらったことも感謝します。
    無事に長野経由で帰宅しました。
    薪は割ることだけでなく、屋根をかけることも忘れないようにして下さい

  3. クボタ より:

    こんにちは
    かわはらさんもご存知のように、我が家もエルボーから下がシングル煙突で、この家と同じ構成です。
    これを二重煙突にするとどの位変わるのか興味津々で読ませいただきました。エルボー部分も二重煙突になることは初めて知りました。ただ、迷っているのは二重煙突にするためのコスト相応の効果が得られるのかということです。今の状態で排気が少ないのかどうかという判断がつけ難いからです。
    ガラスが曇ることは無いし、火付けの時に苦労するわけではないという状態です。一番の問題は私が今のストーブしか焚いたことがないということでしょうね。

  4. かわはら より:

    クボタさま:
    効果は誰にでも、明らかに体感できると思います。
    初期の焚付時が、さらに楽になるということだけでなく、安定燃焼時には空気を絞っても良く燃えてくれるので、燃費も良くなります。
    煙突掃除の際の煤の量も激減して楽になります。
    費用対効果やコストパフォーマンスという点では、価値観は人それぞらですから、現状で満足されているのでしたら、無理に交換する必要はないかもしれません。
    参考までに・・・これまでも室内側シングル煙突から二重断熱煙突への入れ替え工事を複数やってきましたけど、どのお客様も「明らかに良くなった」と満足されていいます。「これだけ費用かけて、この程度か」みたいな反応は今のところありません。