一見すると同じように見えるチムニー&角トップでも、細部までこだわって設計、施工している

遠征を終えて関東に戻ってきてからの、東京都内での煙突工事は、天候にも恵まれて無事に完了した。その詳細を紹介しよう。
一般的なユーザーは、薪ストーブ本体の機種の選定だけで舞い上がってしまっていて、見積もりを見ても、細かな仕様や施工方法まで読み取るのは難しいと思う。煙突部材のブランド、メーカーまで意識しているユーザーは極めて少ないが、最高級の国産の高木工業所のものを使っている、かわはら薪ストーブ本舗では、それに見合った提案と施工をしている。
こういう部分は、あまり見えないけど、長期に渡って安心して使えるような配慮をしている。
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塗り壁のチムニー天端と角トップ架台の取り合い部分の隙間
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角トップのスカート部分が100ミリかぶさるので、普通の雨の時は問題ないけど、コーキングで隙間をふさいで強風で吹き上げられる雨水の侵入を防止する
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架台と角トップ本体の間には50ミリのセラミックスーパーウールを敷き込んで断熱して結露防止している
セルロースファイバーでチムニー壁面内部まで含めて断熱材をしっかりと入れているので、角トップの部分で断熱欠損しないようにトータルで断熱できるように配慮している。
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ここまで準備してから、はじめて角トップ本体を装着する
角トップ本体は上部と下部の縁が完全に切れていて、ストームカラーやコーキングなどで防水処理をしなくても済むので、半永久的に雨漏れの心配がない、高木工業所製のものを標準で使用している。
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設計時からコンサルティングしているので、煙突掃除の際のアクセスにもこだわって、屋上ベランダからスムーズにアクセス
屋根の最も高い部分に、高いチムニーを設定して、近隣に対する煙の影響を最小限にする設計になっている。
このようにユーザー自身でも簡単に煙突掃除やメンテナンスできるようにしいてるが、もし毎年、プロに依頼すれば1年で3万円、30年の使用で100万円近くかかるわけで、それだけのランニングコストが経費が削減できるのだ。
また20年後、30年後に雨漏れしてきて、工事のやり直し、補修工事が必要になって何十万円コースということもない。
きっちりと長期的な視野を持ったプランニングをしておけば、トータルで全然安上がりになる。「チムニー作成や角トップに20-30万円の費用が余計にかかる」と短期的なイニシャルコストだけ考えてフラッシング施工するより、全然良いと思う。
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コメント

  1. 匿名 より:

    コーキングの施工があまりにもへたすぎる。 素人の仕事

  2. かわはら より:

    この部分は人目に触れる場所ではないので、機能のみで、見た目は考えてないです。マスキングしても意味ない部分はしないです。
    角トップのスカート部分で被さってしまうので、隙間がふさがっていれば、それで問題ない部分です。