チェーンソーを使えばあっという間の作業だけど、窓鋸があれば、以下で紹介するように人力のみで、直径30センチクラスの原木を玉切りすることもできる。
電力や化石燃料などを使わずに、人力のみで薪作りができるのは、地震や台風などでの災害時にライフラインが止まった時でも、薪作りが何とかなる体制を確保できていることでもある。
大口径の樹木を切断する際に、切り屑を排出しやすいように刃と刃の間に窓のような大きな隙間が設けられていることから、窓鋸と呼ばれている。きちんと研がれて整備されている窓鋸であれば、軽い力で確実に切れてくれる。
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もちろん何が何でも全部の薪を窓鋸と斧を使って人力だけで作る必要はない。ストレス解消になる範囲で、気持ち良くできる範囲で行うのだってありだと思う。1カットしただけでも、全身運動にもなるし、達成感や満足感も得られて気持ち良い。
また、家族と一緒に同じ玉切り作業をして共有、共感することもできるし、子供への実地教育にもつながる。チェーンソーでの玉切りだけでは、そこに子供が近づいたり、一緒に同じ作業をする余地はないけれども、窓鋸であれば可能だ。最近ではカッターやナイフで鉛筆を削れない子供が多くなっているらしいけど、鋸の扱いも同様だと思う。
窓鋸で直径35センチの松を玉切りしている動画をyoutubeにアップされたので紹介しよう。編集なしでワンカット丸々、約5分のフルバージョンなので、時間の取れる時にチェックして、実際に自分がやっている気持ちになって見ると、面白いと思う。
興味ある人は窓鋸を制作している津川さんに問い合わせてみてはいかがだろうか?
玉切作業する時は、窓鋸を使うにしても、チェーンソーを使うにしても、このように原木を馬に乗せて行うと、腰の負担も少ないし、刃を地面に当てて刃を痛めるリスクもなくなるし、良いこと尽くしだ。馬の上に乗せるのが大変かもしれないけど、作業効率は格段に上がる。
馬がない場合には、なるべく原木が動かないように固定できる方法を考えたり、補助で誰かに原木を支えてもらうなどすると、だいぶ違う。
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コメント
8シーズン目の薪ストーブユーザーです。。
当初は薪を買いました。
次に玉切りを買いました。
次第に原木情報が増えて、電気ノコギリとホームセンターの
大工用ノコギリで薪作りしました。
電気がないところでは厳しい状態で大工ノコギリでは直径20センチ以上の原木は
無理でした。
とうとうチェーンソーを検討していた時に、
窓ノコギリを知りました。
使用頻度がそれほどでなく、チェーンソーのメンテや
安全性を考えて窓のこをえらびました。
福島の中屋伝左衛門さんから購入しました。
手にした時の軽さを今でも覚えています。
荷物にノコギリが入っていないのかと思うくらい
軽かったです。
結論からいうと個人の薪集めなら窓のこでもいけます。
直径50センチくらいの原木もいけます。
ただ、体力と時間がチェーンソーよりも必要です。
また、定期的に研ぎが要ります。
災害時には、人力だけが頼りなので
窓ノコギリを経験して、ひとつ切り札が増えた気持ちです。
窓鋸愛用者さま:
実体験からくる貴重なレポート感謝します。
地震や台風で電気が止まったり、ガソリンが買えなくなることも、最近ではあるので、人力で何とかなる体制を構築しておくことも大切だと思っています。手持ちの切り札があると安心ですよね。