以前、小田原で屋根の塗装工事をしたとブログで紹介したら、軽井沢の別荘でドブレ700SLを使っていて、以前、煙突掃除のご依頼をいただいたお客様から連絡いただいて、「ウッドデッキの塗装をしたい」というご依頼をいただいた。
この現場は「いつまでに仕上げなければならない」という締め切りは設定されてなくて「数か月くらいかけて、できる時に少しづつ進めてくれれば良い」という、ありがたい話だった。ウッドデッキなので屋外のみで完結するので、お客様の来荘スケージュールと合わせる必要もなく、自由度が高くて、助かる。8月の北軽井沢店に滞在しているタイミングで、天候を見ながらできる時に通っている。
ログハウスの建物の外壁は、ひさしがあって直接雨や雪が当たらないため塗装の劣化はあまりないけど、ウッドデッキは直接、雨や雪が当たるので、塗膜も落ちていて、手すりの天端などは、それなりに劣化が進んでいる。これ以上放置すると、水分で腐ってボロボロになってしまうので、ギリギリセーフのところで声をかけていただいた。
以前の塗装の記事でも書いたけど、いきなり塗装するわけではない。まずは下地作成、下地調整からだ。ヒビ割れを放置すると水が内部にしみ込んで劣化が進むので、入らないように処理する。ヒビによる開口面積をなるべく小さくして、上から塗装できる変成シリコンでヒビをふさいで、内部に水が浸入しないように処理する。
その後、塗料がきちんと付着するように、ヤスリでコケ、汚れ、ササクレなどを落とし、最後に高圧洗浄機で綺麗にする。
このように、実際に塗料を塗る作業よりも、地味で手間のかかる作業が塗装工事の大部分なのだ。
高圧洗浄をかけたら、次は養生だけど、完全に乾いてからでないとできないので、この続きは、また別の日だ。