メンテナンスのことも考えた煙突設計

かわはら薪ストーブ本舗で薪ストーブ設置工事を依頼を受けた場合には、薪ストーブ本体の選定はもちろんのこと、煙突設計を極めて重視している。実は薪ストーブの性能を引き出すのは煙突による。どんな高性能な高級薪ストーブを設置してもショボい煙突だと性能を発揮することができないのだ。

煙突設計の基本は以下の通りだ

ストレートの場合には煙突長さは4メートル以上
棟や他の建物などから3000以上離れている場合は600ミリ以上立ち上げる
棟や他の建物などから3000未満の距離の場合には棟や他の建物の高さより600ミリ以上立ち上げる
(風圧帯の影響を避けるため)
横引きの場合は横引きは1メートル以内、横引きの後の縦の長さの比率は3倍以上

しかし、この教科書通りにいかないケースも実際の現場では多い。現場の状況(屋根勾配)と煙突の位置によって個別に考えている。いかなる場合でもメンテナンス性については妥協しない。風圧帯のことだけを優先して考えて、メンテナンス時に煙突トップにアクセスできないような設計だと、実際に薪ストーブを使い始めてから、煙突掃除の時に困ることになる。

足場があればアクセスは容易だが・・・

チムニー作成、煙突工事の時は足場があるので、容易にアクセスができるけど、足場を撤去した後に、どうやって煙突トップへアクセスするかを考える必要がある。

急こう配の屋根なので、屋根の上を登るのは困難

チムニーにステンレスの鎖を固定して、足場撤去後に安全にアクセスできる設計

安全にチムニーの上側へアクセスできる

これは比較的単純かつ安価で実現できて、安全対策上かなり有効な手段なのでお勧めだ。

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