理想の生薪入荷

薪ストーブ屋をやりはじめた10年頃前位は、薪ストーブ屋をやる前に自分で作った薪を売っていた。開店直後は薪ストーブの設置工事の件数が少なかったので、薪を作る余裕があったけど、最近では工事やメンテで忙しくて、なかなか販売用の薪まで作っている時間を取るのが難しくなった。

先日2トンダンプで運んできた樫の原木を少しづつ割っていって、ようやくダンプ一杯分の薪割りが完了した。藤の花をバックにして自分で斧だけで割った...

そこで薪を仕入れて売るようになった。最初は一緒に薪作りをしていた複数の仲間から、自宅で焚く薪の余剰分を仕入れさせててもらったけど、本業で薪作りしているわけではないので、販売用にと大量に仕入れることはできない。

そこで薪を制作して販売している業者から仕入れることになってきた。探せばそれなりに色々な業者があるけど、なかなか理想的な薪を作っているところは少ない。特に形状やサイズが問題となる。薪作りをしていると、手間が面倒だったりして、大割り(極端に太いもの)が多くなりやすい。「太い方が長持ちするから良い」みたいに誤った考えで好むユーザーが一定数いるので、メーカー、ユーザーの利害が一致するので、その傾向に拍車がかかりがちなのだ。

太い薪は長持ちすると言っても、煙を出して燻ぶっているだけで、本来であれば燃焼する成分が燃えなくて煙として大気中に捨てているだけで無駄なのだ。また乾燥不足の傾向なので、炉内で水分が蒸発して気化熱で炉内温度が下がり、燃焼効率を落とすだけで、良いことは何もない。

仕入れ業者に薪のサイズを指定しても、当店向けにだけ作っているわけではないので、極端に太いサイズで納入されたりして、出荷前に私が再度斧で割るというような手間と時間をかけて、仕入れの意味が半減するようなことも多々あった。

今回、たまたま、この冬伐採した大量の楢原木が入った薪の生産業者から連絡をもらって、これから薪を作るとういことで、私の希望するサイズのリクエストを受けてもらった。「断面の一辺が8センチ程度の正方形に近い形状で、長さが35センチ」と指定した。

初めての業者さんなので、いきなり20立米超を注文するのはリスクが高い。大量発注は、本当にこちらの指定した形状で制作してくれているのか確認できてからだ。そこで、とりあえずは、5立米だけダンプカーで持ってきてもらった。ダンプ降ろしして、薪の形状やサイズを確認した。概ね良好だったけど「より良い物を作りたいからダメ出ししてくれ」とのことだったので、遠慮なく伝えた。「断面が長方形に近い形状のものは、その分だけ細くなっても良いので、もう一回割る」「一辺が8センチを越える太いものはなるべく少なく」ということをお願いした。

その時に空いたメッシュパレットボックスを持ち帰ってもらった。

私のリクエストを受けて生産された次の9立米がメッシュパレットボックスに詰め込まれて納品された。パっと見ただけで、品質がさらに向上していることが判った。何の問題もなく受け入れ可能な状態だった。

メッシュパレットボックスごとユニックで降ろす

とりあえず荷台から降ろして、後で整理する

全てのメッシュパレットボックスを降ろしてから、現在の原木の在庫量や、今後の生産体制を確認したら、まだまだ供給可能とのことだったので、さらに追加でメッシュパレットボックスを持ち帰ってもらい、今後も継続的に納品してもらうことにした。

私の考える理想な形状の生薪が大量入荷した。これを十分に乾燥させたら、自信を持って販売できる商品となるだろう。1-2年後が楽しみだ。

既に乾燥していてすぐ焚ける状態で、このような形状とサイズの薪が仕入れられれば一番良いのだけど、上記の理由でなかなか仕入れられないのが現状なので、生薪状態で受注生産してもらって、店のストックヤードで乾燥させるしかない。

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