新旧のアスペクト5の焚き比べ

お客様のところで新型アスペクト5に火入れ説明をして帰り際に、ビンテージのボルドーワインをいただいた。それからリフォームを伴う煙突工事だったので、既存の煙突を撤去する際に木枠を撤去して、それなりに廃材が出た。

ショールームに戻ってきて、旧型アスペクト5にその廃材で火を入れて、赤ワインに合う料理を作った。

今回の薪ストーブ設置工事で出た廃材で焚きつけ

新旧のアスペクト5は先日紹介した通り、ぱっと見の外観はあまり変わらない。良く観察すると細かい部分のデザインが微妙に違うが、大きくは違わない。排気経路が大きく変更されているが、それは外から見ただけでは判らない。

新型になって排気経路が長くなった分だけ安定燃焼時には排煙が本体に滞留する時間が長くなり燃焼効率が上がる。旧型は抜けが良いので燃焼効率的には落ちるけど、逆に抜けが良いので立ち上がりが早く、扉を開いた際の煙の室内側への漏れが少ない。誤解のないように補足しておくと「新型が立ち上がりが遅い」とか「扉を開いた際に室内側への煙の漏れが多い」と言っているわけではない。新旧のモデルを厳密に比較したら、そういう傾向があるということだ。直前にお客様宅で焚いてきたばかりなので、比較対象があるからそう感じるだけで、どちらか一方だけを焚いている分には、ほとんど判らないレベルの違いだ。

敢えて言うならば、旧型アスペクト5に煙突ダンパーを取り付けて、微妙にダンパーを絞っている感じと言うと解りやすいかもしれない。そういうわけで、新型アスペクト5の場合、排気ダンパーの取り付けは不要だと思う。

このように何が何でもクリーンバーンの機種ならば煙突ダンパーを取り付ければ良いわけではなく、機種によって排気抵抗が違うので、見極めが重要だ。特に最近の新しい機種は炉内の排気経路が複雑になってきている分、煙突ダンパーををつけない方が良いケースも多い。煙突ダンパーの設定は、薪ストーブの機種、煙突の経路や長さ、設置場所の標高などによって一概に言えず、ケースバイケースの設計となる。

お客様にビンテージのボルドーワインをいただいた

ショールームの旧型アスペクト5の前で楽しむ

ちなみに北軽井沢店のデモ機のアスペクト5は旧モデルだけど、新モデルとすぐにでも入れ替えなければならないとは感じていない。

オニオングラタンスープを作った

なかなか美味しくできて、赤ワインとも相性が良かった

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