北軽井沢店から車で5分と、これまでの中で最も近い現場。忘れ物をしたとしても余裕で取りに戻れる。(しなかったけど)
事前に屋外側の煙突工事を済ませておいたので、昨日は室内側の煙突工事と、薪ストーブ本体の搬入、そして取り扱い説明を行った。

養生してから室内側の煙突を延長していく
資材や工具を入れる前にまずは炉台周りを養生する。

下げ降りを垂らして煙突芯の位置に薪ストーブ本体を設置
真っすぐな煙突なので、難なく所定の位置まで煙突を接続できた。薪ストーブ本体を搬入する前に正確な位置を出すために下げ降りで煙突芯の位置の基準点を出す。今回設置するネスターマーティンH43 B-top Xは薪ストーブ本体の背面にB-topユニットを現場にて取り付けする。背面から115ミリ下がったところが煙突芯となる。下げ降りから115ミリ前が薪ストーブの背面になるように炉台におけば、ぴったりということになる。
計算通りで薪ストーブ本体の位置を修正することなく煙突を接続することができた。

煙突接続無事に完了
炉台のタイルは厳密には水平になっていないので、設置位置だと微妙ながたつきが気になった。ネスターマーティンの薪ストーブの場合は脚の底面にM8のネジが切ってあって、M8の六角ボルトが付属しているので、必要に応じてこの六角ボルトを取り付けて脚の底からの出っ張らせることで、がたつきを解消することができる。その調整をしたらがたつきは止まった。

扉を少し開いて空気を送り込んで焚きつけする
設置完了後は、火入れ前に本体の構造などを説明してから、実際に火入れしてのレクチャーを行った。ネスターマーティンは非常に気密性の高い薪ストーブなので、焚きつけ時には扉を若干開いて燃焼用の空気を送り込んでブーストしてやるくらいがちょうど良い。

安定した二次燃焼のオーロラ状態になるまでの取り扱い説明
天板前部(B-top部分ではない)の温度が200℃を超えて、焚きつけ時に炉内上部のバッフル板に付着していた煤が焼け飛んで真っ白になったら、十分に炉内温度が上がったということだ。この状態になってから空気を適度に調整すると、煙というガスが燃えてオーロラ燃焼するようになる。薪から立ちあがった炎で、薪から出ている煙に引火させるというイメージで、明るい炎と、透明な暗いオーロラ炎の比率が半分半分位が適切な空気量だ。
ここらへんの基本的な使い方を、時間をかけて実際にお客様の目の前でやって見せて、正しい使い方を身に着けてもらうようにした。
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