二重断熱煙突が水冷煙突になった実例動画

接続してしまえば同じように見えてしまうので、あまり認知されていないことだけど、二重断熱煙突ならみな同じではない。

海外製の低品質な二重断熱煙突の場合には、接続部分の構造が稚拙で、そこから断熱材に雨がしみこんできてしまうことがある。これまで何度か文字で書いたり、言葉で言ってきたけれども、なかなか伝わらずに、悲劇は繰り返し起こっている。

断熱材が濡れてしまったら、排気温度を高く維持することはできない。毛布や寝袋が濡れてしまったら、寒くて眠れないことは想像がつくだろう。それと同じことで断熱材が濡れてしまったら、排気温度が冷えてしまう。シングル煙突より始末が悪い。

設置後5-6年経過後に「煤が大量発生するようになった」というユーザーさんから、貴重な動画をもらったので、紹介しよう。

上部のエルボのところ、下部のT型のところから激しく水蒸気が噴き出している状況が確認できる。

このように断熱材にしみ込んだ水分を蒸発させる際に、排気温度が奪われて煙突内に煤が大量付着すると考えるのが合理的だろう。

これを避けるためには、雨水がしみこまない設計の高品質な国産の二重断熱を選択するのがお勧めだ。メーカーや生産国による、二重断熱煙突の品質の違いについては、以下の記事に詳しく書いてあるので、参考にして欲しい。

「最近の二次燃焼システムを持つ高効率の薪ストーブの場合には、二重断熱煙突を組み合わせて使うのが必須」と以下の2つの記事で説明してきた通りだ。...
念のために補足しておくと、全ての海外製品がNGと言っているわけではない。上記の詳細記事にあるような雨が断熱材やインナー管に入ってしまう構造の物がNGということで、海外製品でも雨が入らない構造の物もある。

海外製の二重断熱煙突の製品選択の際には、見極めが大切になる。

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