平屋住宅で、屋根の低い位置に煙突を配置する場合の鉄則

一般的に煙突の長さは4メートル以上を推奨されている。それ以上短いと本来のメーカーの設計通りの燃え方とならずに、「燃焼速度が遅い」「立ち上がりが遅い」「扉を開いたときに煙が室内側へ逆流しやすくなる」「空気を絞りにくく、燃費が悪くなる」などの様々な弊害が考えられる。

薪ストーブの高さを約1メートルとしたときに、薪ストーブ設置面の床から5メートルの高さを煙突トップに設定する必要がある。

二階建ての住宅の場合は、容易にその高さを確保できるけど、平屋住宅の場合はなかなか難しい。

薪ストーブを住宅の隅に配置する場合は、片流れの屋根で屋根の高いところに配置するという例外を除いて、屋根の低い位置になりがちだ。そうなると、必要な煙突高さを確保するために、チムニーの上から、さらに煙突を突き出して屋根の上で2メートル程度の高さにする必要がある。

平屋住宅で屋根の低い位置に煙突を配置した事例

チムニーを作成して、囲いフラッシングの上の煙突を突き出して高さを確保する

「安易に壁から煙突を抜いて」と考えると、屋外側で、その高さまで煙突を支える手段を考える必要がある。具体的には地面の支柱を立てて、そこに煙突を固定するということになる。基礎工事も含めて、かなり大がかりかつ、予算もかかってきてしまうので、素直に屋根から抜いた方が合理的だと思う。

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