新品の鋳物製の薪ストーブを使っていると、最初の1-2年間位の間に、炉内に棒状の塊が落ちているケースがある。
これは鋳物製の薪ストーブあるあるなので、心配することはない。鋳物製の薪ストーブは本体構成パーツの天板や側板、背面の板状のパネルを組み合わせて、箱状になっている。それぞれの板状のパーツ同士の気密性、密着性を高めるために接合部分に耐火セメントが塗られている。その時に、炉内側に、はみ出した余計な部分が剥がれ落ちてきたものだ。
各パーツの組み立て前のイメージは以下の記事の写真を見ると想像がつくと思う。
塗装作業も機械と人の作業を適材適所で使い分けて合理的な作業をしている。
機械で自動塗装されて出てきた640CB/760CBの天板部分
塗...
ちなみに鋼板製の薪ストーブの場合は、本体の各面は溶接で気密が取られているため、このような耐火セメントが落ちてくることはない。
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コメント
なるほど、気にしなくても良かったんですね。我が家で使用しているF500(18シーズン使用)も10シーズン程使用してからこのようなものが灰に混じるようになっていました。耐火セメントなのはわかっていましたが、パネルの気密性が下がるのではないかと心配していました。
高瀬さま
1-2年程度で落ちてくる部分は鋳物と鋳物の接合部分からはみ出した突起状に盛り上がった部分ですのであまり心配することはないのですが、18シーズン使用してとなると、はみ出し部分だけでない可能性もあるかもしれないですね。もしかしたら若干気密性にも影響しているかもしれないですが、体感上は気にならない程度だと思います。空気レバーを絞ってコントロールできていればとりあえずは大丈夫です。