AGNI-CCの腰下部分
過酷な使用で本体パネルが割れてしまったドブレ640CBの後継機には、岡本のAGNI-CCをお勧めした。
岡本の鋳物製薪ストーブの特徴は、鋳物製にも関わらず、独特な立体成型の構造で、極めて精度良く作られていて、気密性が確保されている。
普通の鋳物製の薪ストーブは背面、側面、全面の4枚のパネルを耐火セメントなどで固めて組み合わせているだけなので、どうしても精度や気密性の確保に限界があるのだ。
また、触媒燃焼方式により、針葉樹だけを焚き続けても高温になりすぎずに、ゆっくりと燃やす設計となっている。針葉樹の多い日本の国土に合わせて設計されている。
これらの特徴は今回導入した中型モデルのAGNI-CCだけでなく、大型モデルのAGNI-C、小型モデルのAGNI-hutteにも共通していることだ。鋳物製の薪ストーブを検討している人にはイチオシのメーカーだ。暖房面積に応じて、大中小の3種類のサイズの中から選択すればよい。
詳細については、以下のyoutubeを視聴いただければ納得できると思う。
今回設置したAGNI-CCは、この製品の特長を生かした設置方法をとった。
従来の鋳物モデルだと各パネルがセメントで固定されているため、分解しての現場搬入は無理がある。やってできないことはないけど、「各パネルを組み立てた後に耐火セメントで気密を取って乾燥を待って」など考えたら、膨大な時間と手間が発生して、設置後すぐに焚けないから現実的ではない。
しかし、岡本の製品は腰下部分の上部に、本体の全面、背面、左右側面合計4枚箱部分が一体構造になっていてガスケットの上に乗せてボルトで固定する仕組みになっている。本体の上部についても同様で、ガスケットロープを介してボルトで固定されているだけなので、ボルトを外せば、簡単に完全にバラバラに分解組み立てできる。必要な工具は六角レンチやソケットレンチなどホームセンターでも売っている一般的な工具だけでOKだ。この構造と仕組みは、「搬入搬出時に各パーツごとに軽量化して容易に搬入、設置できる」というメリットだけでなく、万一の破損時にもパーツ交換の修理が容易に行えるという側面もある。メンテナンス性の良さに直結している。
ちなみに、普通のAGNI-CCクラスの鋳物の薪ストーブを二階に、人力で階段で上げるのは極めて困難だけど、AGNI-CCであれば、各パーツごとに分解すれば、それほどのリスクなく搬入できると思う。
AGNI-CCの腰下部分
まずは煙突芯の位置に印をつけた腰下部分を設置位置に正確に配置する。この時も軽いため微調整が容易に行える。
煙突芯の位置を確認した後、前後方向の水平の調整
炉台がレンガで厳密な水平ではないので、4本の脚の高さを微調整して水平を取り、ガタツキが起きないように調整する。
続いて左右方向の水平の調整
腰下部分の設置が完了したら、順次パーツを組み立てていくだけだ。
残りのパーツを組み立てていく
無事に設置完了
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View Comments
おはようございます、川原さん。
Agni CCのこれまで見られなかった箇所が眼にできて非常に興奮しました。
鋳物の精度が極めてよいからこそ可能な薪ストーブなのだなと、改めて実感した次第です。
中々お眼にかかれない光景でした。
ひろさま
通常はここまで分解することは少ないですからねぇ。
他の鋳物製薪ストーブとは次元が違います。
公害まきちらすな