薪ストーブ料理の醍醐味は、高級食材でなくても旨味が凝縮され素材の味が際立つことです。
スーパーで買ってきた普通のお肉でも、薪ストーブ調理のコツを知っているだけで格段に美味しく食べることができます。
- 1.下ごしらえ
あらかじめ冷蔵庫から出して室温に戻しておきます。
そしてその間はキッチンペーパーで肉全体を包み、表面の余計な油を吸収させておきます。この作業で肉の臭みを取るのです。
その後、小麦粉をまぶせば準備はOK。
- 2.スキレットを予熱して油を引く
肉を室温に戻している間にスキレットの準備をしておきましょう。天板や炉内で充分予熱し、油を引きます。
炉内で加熱している場合でも油は必ず外に出して引いてください。引火して火災の恐れがあります。
- 3.熾火の炉内で表面に焦げがつくまで焼き、天板で火を通す
表面を焦がすことによって肉汁を中に閉じ込め、ジューシーかつ柔らかく仕上げていきます。肉の表面に焦げ目がつくと良い匂いがしてきます。
すぐに食べたい衝動に駆られますが、今回のような「塊」の場合はなかなか中まで火が通りません。中身はまだ生の状態です。
表面に焦げ目がついたら、次は「蒸らし」で充分に中まで火を入れていきましょう。
スキレットをお使いの場合、炉内から出したあとアルミ箔で蓋をします。
そのあとは天板に載せ、マイルドな火力で中に火が通るまで待ちましょう。ダッチオーブンをお使いなら蓋をして同じく天板に載せましょう。
- 4.完成
中まで火が通れば出来上がり。柔らかくてボリュームたっぷりの一品が仕上がりました。
キャベツとの相性もピッタリ。