木を燃やすと灰になる、当たり前のことですが薪ストーブではその処理について考えておく必要があります。
薪ストーブの使用頻度によって灰の量は違ってきます。
たとえば1週間、朝も夜も毎日ガンガン焚いたとします。
目安ですが、そのときに出る灰は洗面器1杯分くらいでしょうか。
灰の掃除についても注意点があります。
それは炉内から灰を完全に取り除かないことです。
炉内の灰は適度に残しておきましょう。
何故なら灰は保温の働きを持っているからです。
そのため灰は熾き火を長持ちさせ、暖かさは長く持続します。
ここでも注意点があります。
灰を残しておいたほうが良いからといって、溜めすぎてはいけません。
具体的に申しますと、溜まった灰を取り除くのは数日に一度、そして灰はすべて取り除かず2-3センチ程度の灰をいつも炉床に積もらせておくのが良いでしょう。
取り除いた灰の処分について
取り除いた灰の始末をどうするか悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。
1番簡単なのは
「燃えないゴミとして出す」
ことです。
しかし灰をゴミにするのではなく有効活用することもできます。
庭や畑に撒けば良質な肥料になりますので家庭菜園をやっている人にあげると喜ばれるでしょう。
また、灰は釉薬の調合にも使われますので陶芸をやっている人にあげても良いと思います。
また、薪集めの際に山に返しても良いかもしれません。
当店は薪ストーブライフのすべてをサポートいたしますので、灰の処分にどうしても困るという方は相談に乗らせていただきます。
最後に、薪ストーブのシーズンが終わり火を入れることがなくなったのなら、炉内の灰は完全に撤去しましょう。
灰は湿気を吸い込んでしまうからです。
炉内に放置され水分を吸収した灰は炉内を錆びつかせます。
綺麗に炉内を掃除するには塗料用の刷毛がオススメです。