薪ストーブを消火するにはどうすれば良いのでしょうか?
そう質問される方は出かける前や寝る前にどうすればいいのか疑問を持たれているのだと思います。
水をかけたり、消火器をかけて火を消すと思っている人も中にはいらっしゃるかもしれません。
もちろん、家に火が燃え移るなどの緊急時を別として通常そういうことはしません。
薪ストーブの消火方法は
「薪の投入をやめる」
だけです。
そうすれば薪ストーブに入れられた薪は燃え尽き、自然に鎮火します。
炉内が良好な状態で燃焼していれば、自然鎮火するまで煙はまったく発生しません。
ほぼ燃え尽きた状態の炉内
その状態で扉を開けてみる 灰を掘ってみる まだ熾き火が埋もれている
中で薪が燃えているまま放置すると防火上問題があると思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、薪ストーブは密閉された頑丈な鉄の箱の中で薪が燃えています。
ですので、薪から飛んだ火の粉が原因で火災が起こることは物理的にありません。
通常の使い方をしていて火災が起こる原因として考えられるのは、
「薪ストーブの真上に干しておいた洗濯物が何かのひょうしに薪ストーブの上に落ちた」
ことくらいでしょうか。
ですので通常の使い方をしていれば留守中や就寝中に火が入っていても大丈夫です。
そもそも薪ストーブはエアコンや他の暖房器具とは違い、外出時や寝る前に消火するものではありません。
むしろその前に大きな薪を投入し、帰宅時や起きた時に家が暖かい状態にしておくと快適なストーブライフを過ごせるでしょう。
これから海外旅行に出かけるような時でも、出かける直前まで薪ストーブの炎で温もりを味わって大丈夫です。