3.吹き抜けって必要?

薪ストーブと吹き抜け
「薪ストーブには吹き抜け」
というイメージを持っている方も多いでしょう。
また、そのイメージに憧れを持つこともあるかもしれません。

2階建ての住宅に薪ストーブを設置する場合を考えてみます。

これまでの施工経験からも、そのケースでは1階のリビングに設置されるケースが多いです。

この場合2階を温めるために吹き抜けが必要でしょうか。

結論から言いますと、吹き抜けなしでも2階は充分暖まります。

薪ストーブから出た暖気は階段を行き来します。

通常の2階建て住宅ですと階段があります。
ですので階段へと通じる暖気の通り道を確保してあげれば、暖かい空気は自然に階段を昇っていきます。

まず1階のリビングがしっかりと暖まり、そのあと階段を昇った暖気が2階をじんわり暖めていきます。

むしろ暖気の流れを考えずに薪ストーブの上部に吹き抜けをドカーンと作ってしまうと、本来享受されるべき快適さが損なわれてしまう結果になります。

典型的な例ですと、

  • 1階のリビングがなかなか暖まらない
  • 逆に2階は溜まった熱気でサウナ状態

ということになります。

対策としましては、

  • 吹き抜けの反対側にさらに吹き抜けに近い構造の階段を設ける
  • その上部に強力なシーリングファンを設置し家中の空気を対流させてやる
  • などの工夫が効果的です。