
薪ストーブの扉のガスケット(パッキン)がこの写真のようにヘタってくると、そこから空気が漏れて正常に燃えなくなります。
炎も美しい揺らぎではなくバラバラと暴れた形になるでしょう。
燃費も悪くなります。
ガスケットは消耗品です。
設置後数年経ち、燃え方がおかしいと感じれば交換してあげましょう。
どなたでも出来る簡単な作業ですので、薪ストーブメンテナンスの第一歩としてチャレンジしてみて下さい。
ユーザー目線の作業レビューとして、頂いた内容を反映いたします。
これを参考により多くの方にご自身で作業頂ければと思います。
追記1.
「素手の方が作業がしやすいから」
と素手でやってしまいがちですが、擦り傷や切り傷を大量に負ってしまう可能性があります。手もガサガサに荒れますし汚れは洗っても取れにくいです。
薄くて密着するニトリルゴムの手袋(アレルギーの原因となる加硫促進剤不使用のもの)を使用されるといいでしょう。
- 1.古いガスケットを取り外す
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まず古いガスケットの端を探します。見つけた端っこをマイナスドライバーなどで起こしたあと、手で引っ張って剥がします。
ガスケットを取り外したあとにはストーブ側に耐火セメントやガスケットボンドのカスが残ります。
これを、皮スキ、バールで削り取った後に、ワイヤーブラシでキレイに清掃します。最後に塗装用の刷毛で粉を清掃します。
ガスケットが耐火セメントで固定されていた場合、ワイヤーブラシで擦った際に大量の粉が舞い散ります。作業者はマスクをし、周りに粉を吸い込む危険性のある子どもやペットがいないことを確認したほうが良いでしょう。
追記2.
ユーザー環境や作業方法により想像以上に大量の粉塵が舞うようです。“マスクをしていても鼻の中は真っ黒に…途中でマスクを密閉性の高そうなタイプに変えました”
とのこと。
防塵対策はキッチリおこないましょう。追記3.
ストーブに残ったセメントカスを落とす際、ドライバーを使うと傷んでしまう(先が丸まってしまう)こともあるようです。100均の安価なもの使用すると良いでしょう。
また、
“ワイヤーブラシは腰が超強い細身のタイプが一番使いやすかった”
とのこと。
幅広タイプのブラシはサビ落としに適していたとのことです。参考にしてください。
- 2.ガスケットセメントを塗る
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耐火セメントまたはガスケットボンドを薄く塗ります。塗り過ぎに注意しましょう。塗った後は厚みのムラがないようにヘラで、必要に応じてならします。
追記4.
男性の私はあまり感じませんでしたが、女性の力ではボンドをチューブから絞り出すのに苦労することもあるようです。頑張って絞り出しましょう。
- 3.溝にガスケットを押し込んでいく
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少し長めにカットしたガスケットを押し込んでいきます。
必要に応じてマスキングテープなどで固定すると良いでしょう。端と端がぴったり合い隙間が無いことを確認し、余ったガスケットをカットします。
追記5.
ガスケットを切断する際、ガラス繊維が飛び散るケースがあります。
繊維は微細で固く、デニム生地をもすり抜けチクチクした痛みを生じさせます。切る場所には充分気をつけましょう。
作業しながら掃除機をかけるなど、飛び散った繊維を回収する工夫が必須です。切断する場所は事前にマスキングテープを巻いておくとほつれたり、飛び散りにくくなります。マスキングテープはそのまま接着してしまって大丈夫です。使用時に燃えてなくなります。
追記6.
また、「現在装着されているガスケットの太さ」と「新品のガスケットの太さ」を作業前によく見比べておきましょう。商品には「これはどこ用のガスケット」と書かれていることは殆どありません。
長さ、太さを見比べ作業前に取り付け位置を確認しておきましょう。
ガスケット交換作業後の火入れタイミング
耐火セメントの場合は数日自然乾燥させてから火入れした方が良いでしょう。
一方ガスケットボンドの場合はすぐに火入れしても大丈夫です。
空気調整しても、炎のコントロールが効かないと感じれば、まずはガスケット(パッキン)を交換しましょう。
ちなみにドブレ700SL(750GH)の場合ガスケット一式全部を交換すると、直径8ミリのガスケットロープが5メートル必要になります。
アメリカ製の薪ストーブはインチ規格の太さ、ヨーロッパ製はミリ規格の太さで設計されているので、適切なものを選択しましょう。
ガスケット交換時にもメンテナンス性の良いストーブはメリットがある
煙突掃除のときのみならず、こういったガスケット交換の際にも
- 外しやすい設計の煙突
- 分解しやすいメンテナンス性の良いストーブ
は作業に費やす労力が少なくメリットを感じることが出来るでしょう。
導入後のメンテナンスコストのことを考え薪ストーブや煙突を選びましょう。
補修部品が必要な方はお問い合わせください
今回ご説明した「ドブレ700SLのガスケット補修セット」は当店で購入頂くことも可能です。
- ドブレ純正700SL用ガスケット一式
- ガスケットセメント
ドブレ700SL以外の機種でも、取り寄せは可能です。その場合はメーカー名、機種名を添えて下さい。
ご希望の方は以下フォームに
題名:「ドブレ700SL用」ガスケット補修セット希望
本文:住所・氏名、電話番号などの送り先情報
※「***」の中はお使いの薪ストーブの薪ストーブのメーカー名、機種名
を入力の上送信してください。
追ってこちらから、見積金額、ご入金先等をお知らせいたします。
メーカー・機種問いませんのでお気軽にご相談下さい。
その際は上記フォームに「メーカー」「機種名」、「必要なパーツ」がわかるようご記入頂き送信してください。
また、可能な限り善処はさせて頂きますが、ご依頼内容により対応できない場合があること、予めご了承ください。



