その加工精度の高さから多くのメーカーにもパーツを供給しているのがドブレ社です。
工具を使わず分解してメンテナンスできる機種が多いのも特徴です。
ドブレ製品全般について言える精度の高さ
鋳物の精度や質が極めて優れており他メーカーの追随を許さないクオリティがあります。
扉の開閉時など、日常使用する際にその精度の高さを感じることが出来るでしょう。
ただ、そう聞いてもはじめて薪ストーブを選ぶ方には、見るべきポイントがよくわからないと思います。
以下ポイントをショールームなどで他メーカーと比較してみて下さい。
各所に感じられる加工精度の高さ
実物を触る機会があるのでしたら、
- ヒンジの精度
- 開閉用ハンドルの動作精度
- 開閉時のドアの質感
- 空気調整レバーの感触
などを重点的にチェックして下さい。
ドブレ製品はいずれの他メーカーと較べて操作もスムーズで、質感も高いと感じられるはずです。
ドブレブラックの秘密
また、ドブレ製品は塗装が「真っ黒でない」ことも他メーカーとの違いです。
これもまた「鋳造技術が優れている」ことを証明しているのです。
つまり、鋳造技術が優れているためあまり製品にバリが出ないのです。
鋳造精度が低いとバリが出やすくなり、出たバリはヤスリで削って塗装で誤魔化す必要があります。
そして削った跡を目立たなくするため、真っ黒な塗装になりがちなのです。
ドブレはドス黒い濃い塗装で誤魔化さず、鋳造鉄の質感そのものを見せています。
「ドブレブラック」と言われるいぶし銀のようなこの塗装はドブレの技術力の高さを現しているのです。
つまりドブレの薪ストーブは薄化粧でも綺麗な美人なのです。
メンテナンス性の高さ
精度が高いこととも結びついていますが、分解しやすいのもメリットです。
工具を使わずバラバラに出来るモデルを多くラインナップしています。
ですので、ユーザー自身で分解して清掃・メンテナンスすることができるのです。
長年使う「道具」としてこの点でも優れていると言えるでしょう。
シンプルなために壊れにくい
ドブレのストーブは作りがシンプルなため壊れにくいことも考慮すべきポイントでしょう。
そしてその設計思想は操作レバーなどの細部にも行き届いています。
上記写真のように他社製の薪ストーブでは
- ハンドルや取っ手が落ちて欠けてしまう
- ネジが緩んでユルユルになって外れそうになる
事例もあります。
ドブレのハンドルは木なので壊れない
一方ドブレの場合は木製ですので、落ちても絶対に割れません。
意図的に投げたり叩きつけたりしてもまず壊れないでしょう。
ハンドルの固定方法もネジで固定するのではなく、必要に応じて使う時にだけ取り付けます。
ネジが緩んでみっともなくなるということもありません。
「シンプルイズベストで壊れにくい」
という美点は、こういう部分にも現れています。
ドブレのベストセラーモデル640CB、760CBや700SL、500G、350CBなど、多くの機種で同様の作りになっています。
ドブレのストーブにつきましては、メーカーサイトやカタログには載っていない深くて濃い内容と、圧倒的な情報量のかわはら薪ストーブ本舗が運営する『春夏秋は冬を待つ季節』内の書庫において熱く語っていますので、そちらもぜひともチェックしてみて下さい。