ドブレの製品はどの製品も精度や操作性、性能が良くオススメなのですが、中でも私が大きな感銘を受けた700SLについてその魅力をお伝えしたいと思います。
700SLのデザイン
デザインについてですが、他メーカーと比較すると装飾がなく無骨でシンプルですので、人によってはつまらなく感じられることもあるでしょう。
しかし、「無駄な装飾が無い」ことは「長年使っていて飽きがこない」ことにも繋がります。
装飾が多い派手なデザインではなく、ガラスが広くて格子がないために純粋に炎を楽しむことができるのです。
「薪ストーブ」として本質的なところがしっかりしているのがドブレの特徴です。
高い性能
さらに性能も素晴らしいです。
暖房能力はもちろんのこと、人間工学に基づいた操作ミスの少ないユニーバーサルデザインを積極的に採用しています。
一次燃焼の空気取り入れ調整の開閉度合いも一目瞭然で、二次燃焼の空気取り入れ調整もアイコンが秀逸なので間違いなく確実な操作が可能です。
空気の流れも綿密に計算し尽くされており、焚きつけの失敗も少なくラクに楽しく火を点け炎を楽しむことができます。
そしてドブレのストーブは豪快で力強い炎から繊細なオーロラのような美しい炎まで、焚き方次第で様々な表情の炎を堪能できます。
操作性が良い
- 前面に引いて開き、奥に押して閉まる前面扉の優れた操作性のため、回転式のレバーのように迷ったり不安がなく安心して操作して、薪の投入ができる
- 一次燃焼の空気取り入れ調整の開閉度合いが目で直接確認できる、二次燃焼の空気取り入れ調整もアイコンが秀逸で間違えなく操作できるし、前面扉を開ければ目視確認できる
- 前面だけでなく側面右側の扉からも薪の投入ができるので、顔が熱くならなくて済むし、薪をくべる際の自由度が高い
高性能
- 少量の薪から巨大な薪まで完全燃焼させてしまう懐の深さ
- 一晩焚いて朝まで燃やしてもガラスがほとんど煤けないので、いつでも綺麗な状態で炎を鑑賞できる
- 少量の薪で効率良く温度が上がってくれて、スムーズに二次燃焼モードに移行できる燃費の良さ。二次燃焼モードではゆっくりとした希薄燃焼で薪が長持ちして、妖艶なユラユラとしたオーロラのような炎が楽しめる
- ・二次燃焼状態で、お休み前に大きな薪を炉内に入れれば8時間後の朝にもしっかり熾き火が残っていて暖かい燃費の良さ
料理にフル活用できる
- バッフル板(炉内の炎の折り返し板)から天板に直接炎が当たるので、天板での料理の際の熱源に活用しやすい。天板に穴を開ける改造をすれば直火料理も可能
- 背面から煙突出しをすれば直径25センチの鍋が4つ天板に乗り、天板から煙突を出しても直径25センチの鍋が二つ乗る
炎を楽しめる
- 薪ストーブの醍醐味である美しい炎が楽しめる大きな耐熱ガラスの窓
メンテナンス性が良い
- バッフル板の上に手を突っ込めるので煙突掃除の際に煙突を外す必要がなく極めてメンテナンス製が良い
700SLが燃焼する様子
まとめ
如何でしょうか。
たくさんのメーカー、たくさんの薪ストーブの中でも、ドブレの700SLはベストの部類に入る薪ストーブです。
ドブレの中でも700SLは自信を持ってお勧めできる機種の一つです。
色々な薪ストーブを見てきた私の結論です。
私がネットで700SLの情報を多く発信し、共感頂いた方からも多くの注文をいただき、この名機700SLもずいぶん普及したと思います。
残念ながら700SLは、現在はドブレでも生産中止になってしまい、新品で薪ストーブ本体を入手することはできなくなっています。既に愛用しているユーザーの方は大切に長く使って下さい。製品が生産中止になっても、補修用の部品は取り寄せ可能です。船便でベルギーからの受注輸入になりますので、納期は半年程度かかりますので、早めにご依頼下さい。