ドブレ「アストロライン」は縦型のコンパクトで省スペースの薪ストーブです。
縦型の薪ストーブは欧米でもよく使われています。
アストロラインは縦長ストーブならではの“綺麗で魅せる炎”を創り出します。
背面、および左右にヒートシールドが装備されていますので、周囲に直接輻射熱を伝えず壁に近づけての設置が可能です。
操作性に優れた空気調整レバー
ドブレのモデルに共通していますが、アストロラインも人間工学的に優れたインターフェースを採用しています。
空気調整レバーは二つで、
- 左右のレバーを中央に寄せると空気が絞られ
- 外側に開くと空気取り込み口が開く
という人間工学的に分かりやすい設計になっています。
アストロライン焚き付けのコツ
アストロラインの焚き付け時のコツですが、「1センチくらい」扉を開いておくと効率良く立ち上がります。
炎が立ち上がり温度も上がれば、二次のレバーを少しづつ絞って気持ち良い炎になるように調整しましょう。
縦型モデル特有の炎
他モデルには見られないアストロラインの特徴ですが、火炎放射器のような激しい噴射状のオーロラ炎を自由自在に作ることが出来、爽快です。
例えるならライトウェイトのスポーツカーでドリフトしまくりながらワインディングロードを駆け抜けるような気持ちよさがあります。
ユーザーの繊細な空気調整にも敏感に反応してくれ操作していて面白いです。
噴射状のオーロラ炎が出なくなってしまうのは「酸欠状態」ということです。
危険なので止めましょう。煙突を確認して白い煙が出ている場合、温度が低いか空気の絞り過ぎが原因です。
適切な空気量で燃やすと、薪から出たガスが二次空気で燃焼していき、薪がゆっくりと燃えていきます。
炉にたっぷり薪を入れれば炎の表情を変えながら1時間程度は燃えていくはずです。
ある程度薪がなくなって底の方に熾き火がたまったら、次の薪を投入するタイミングです。
炉内料理にも活用しましょう
ドブレのアストロラインは縦型、コンパクトで設置場所を選ばない比較的小型の薪ストーブです。
ですので炉内も当然小さく、普通のスキレットだと柄の部分が邪魔になって炉内に入りません。
このことから
「アストロラインでは炉内料理ができない」
と考えている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
ピアット『F-461』
例えばアストロラインでピザを焼きたいときは、柄の部分を取り外せるピアットを使用することで解決できます。
『F-461』という南部鉄器のピアットがあります。
これは柄の部分を簡単に取り外すことができますので、アストロラインのような小型薪ストーブにも難なく入れることができるのです。
メリットはそれだけではありません。
柄の部分が取り外せることによって、ピザを焼き上げて出す時に柄の部分がまったく熱くならないのです。
経験がある方もいらっしゃるでしょうが、普通のスキレットだと柄ごと薪ストーブ炉内に入ります。
数百度の高熱で熱せられた柄は、耐熱グローブをはめた手でも熱くてとても持てません。
耐熱グローブをして、さらにタオルなどを巻かないと火傷をしてしまうのです。
アストロラインでもピザが焼ける
そこで柄が取り外せるこのスキレットを使えば、素手で持てるようになります。
経験のある方はおわかりでしょうが、薪ストーブでのピザは何枚も連続して焼くことになりがちです。
そうしたときに柄が毎回火傷するくらい高温になるようでは料理の効率も下がり、火傷のリスクも高まります。
そんなときに柄が取り外せるこのスキレットがあれば安心、安全かつ快適に炉内でピザを焼くのがさらに楽しくなるのです。
天板も250度までしっかり上がりますので、料理にも活用できます。
アストロラインまとめ
ドブレの縦型モデルアストロラインは、
- 省スペースで設置場所を選ばないコンパクトなサイズ
- 鋼板製のように見えるけど、実は鋳物製で蓄熱もしっかり
- レバーの調整で自由自在に炎の表情のコントロールが可能
- レスポンスの良いライトウェイトスポーツカーのような使い心地
- 手前に引いて開けて、奥に押し込んで閉じる、優れた操作性
という特徴を持つオススメモデルです。