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ヴィンテージのお勧めポイント

ドブレヴィンテージ
製品ライフサイクルが長い薪ストーブに於いて、ドブレから2012年9月に発売された『ヴィンテージ』は比較的「新しい」モデルです。

ヴィンテージは昔のテレビのようにレトロでポップなデザインの中に「ドブレ社の最先端技術」が盛り込まれている超高性能なストーブです。

シンプルで洗練された特徴的な外観

一見していままでの薪ストーブとの違いが感じられるのはその“見た目”です。

外観はRを多用したポップな印象で、多くの人が「薪ストーブ」と聞いてイメージする形とは違うのではないでしょうか。

お部屋にも馴染む、テレビのような外観

VINTAGE インテリア
「薪ストーブがある空間」ではなく「薪ストーブもある空間」という感じで部屋にも溶け込みやすく、「家具」「インテリア」として部屋にアクセントをつけるなら最適でしょう。

その外観と大きなガラス面は「炎を鑑賞できるテレビ」をイメージさせます。

ノルウェーの公共放送局NRKが放送する「スローテレビ」が「薪が燃えている映像」を12時間放映し、視聴率が20%を記録したというニュースを思い出します。
参考:ノルウェーSlow TV 『Firewood night

ヴィンテージは炎も美しい

VINTAGEのきれいな炎
また、機能や性能、使い勝手はもちろんのこと大きなガラス面に映る炎も美しいのです。

ヴィンテージは横型ですが、縦型のような綺麗で魅せる炎を創り出します。

空気調整次第で「豪快な炎」から「オーロラのようにユラユラする非常に美しい炎」まで自由自在に楽しめます。

ネスターマーティンの「炎のゆらめき」に惚れ込んでいる方も多いと思いますが、ヴィンテージもネスターマーティン同様の妖艶な炎を簡単に楽しめるモデルです。

ドブレの薪ストーブは「格子」や「装飾」がない大きなガラスを持つモデルが多く、“炎が主役”という設計思想が感じられます。

そしてヴィンテージにもこのコンセプトが一貫して流れています。

燃焼性能の高さ

ドブレ社の高い技術と薪ストーブに関して積み上げてきた知見が詰め込まれたヴィンテージ。

その性能の高さを見ていきましょう。

炎の立ち上がりに優れている

VINTAGE立ち上がり
薪ストーブユーザーなら、

  • 焚付に失敗した
  • 炉内の隅っこがうまく燃えない

というご経験をされたことがあるでしょう。

しかし他モデルなら「あれ?失敗したかな?」と思うような焚きつけ方でも、ヴィンテージだとストーブがリカバリーしてくれてそのまま立ち上がることが多くあります。

「鎮火した(はずの)灰の上に薪を載せて外出し、数時間後に帰宅してみると完全燃焼していて驚いた」

というユーザーもいらっしゃいました。

ヴィンテージの「燃焼性能の高さ」はこれらのエピソードに現れています。

薪ストーブに詳しい人なら必ず感じる性能の良さがヴィンテージにはあります。

考え抜かれた設計

ヴィンテージを実際に使っている、使ったことのあるユーザーから多く聞かれる「炎の立ち上がりが早い」という声。

それを裏付けるのが炉内の形状です。

分厚く特殊な形状のバーミキュライト

VINTAGE バーミキュライト
まずはバッフル板に使用されているバーミキュライトです。

旧世代のモデルは鋳物で出来ていますが、最先端モデルのヴィンテージではバーミキュライトに素材が変更されました。

淵がRになっており、炉内に熱を溜め込むよう“ギュッ”と内側に絞られたバーミキュライトは炉内に熱を溜め込み、効率の良い燃焼を助けます。

そしてその厚みも最大50ミリとかなり分厚くなっています。

2012年当時の話です。現在では多くのメーカー、モデルにバーミキュライトが採用されています。

天板の中にも高性能の秘密が

VINTAGE突起の秘密
また、天板を取り外した中にも高性能、高効率の秘密の一つがあります。

ヴィンテージの「初期型」は手で持ち上げれば天板は外れます。「後期型」はボルトで固定されているため、ボルトを外す一手間が増えています。

天板を取り外すとたくさん見える突起、これも高性能の秘密なのです。

この突起はラジエターの役目を果たし、炉内の熱をより多く外へ放出するようになっています。

空気流入経路は従来機の『640CB』『760CB』と似ていますが、この突起はありません。

この突起の狙いはそれだけではありません。

後方から流入したエアカーテン用の空気がこの突起によって強力に熱せられ、炉内上部のスリットからガラスに吹き付けるようになっているのです。

激しく吹き付ける空気で灰を飛ばし、ガラスを曇りにくくするためです。

更にこの空気は天板の温度を速やかに上昇させる働きもしています。

各所に見られる加工精度の高さ

また空気の導入部分はすべて美しい流線型になっており、乱れがない空気の流れを創り出します。

ここが角ばっていると気流が乱れ、空気もスムーズに流れていきません。

この計算し尽くされた美しい流入口ひとつを取ってみても、ヴィンテージの高性能ぶりが推測できるというものです。

ヴィンテージは「複合型」の薪ストーブ

まず、熱の伝わり方により薪ストーブは大きく

  • 輻射型
  • 対流型

に分けることが出来ます。

輻射型というのは本体の構造が一重になっており、高温になった薪ストーブ自体の熱が直接室内空間に放出されるタイプです。

シンプルで単純な構造ですので、ホームセンターで売られている安価なものはこのタイプが殆んどです。

「短時間で強烈な熱が周りに放出される」という特徴があります。

もう一方の「対流型」というのは、本体と燃焼室の間に「すき間」が設けられているタイプです。

この空間を熱気が対流し、「暖められた空気」が外に出てくるような設計になっています。

熱効率が良く部屋をマイルドに温める特徴があります。

そしてこの輻射型と対流型、二つの特徴を併せ持つタイプを「複合型」と言います。

両者の良いとこ取りをした設計で、ヴィンテージはまさにこのタイプの複合型なのです。

ヴィンテージの熱の伝わり方

ヴィンテージ各部での伝わり方を説明しますと、

  • 側面・・・輻射型
  • 背面と天板・・・対流型

となっています。

煙突周辺部に於ける空気の流れ

熱を回収するフィン
上記の写真通り、煙突接続部周辺が断面積を増やすフィン状のデザインになっています。

こういう見えないところからも熱を取り出そう、絞り出そうとする設計になっているのです。

ここから熱がストーブ上部に流れ、その熱は背面部分の凹み部分から室内に放出されます。

炉内で焚いた薪のエネルギーを煙突から排出するまでに、少しでも熱を回収し燃焼効率を上げようとする設計が見てとれます。

外側からは見えない部分ですが、美しい形状です。

性能を追求すると自然に美しくなる

ヴィンテージの外観はレトロでポップな印象ですが、一転中身は最先端の戦闘機のように凄い技術が詰まっている、新世代の薪ストーブなのです。

そして、こういう細かい微妙なデザインを「鋳物で」制作できるのもドブレ社の工作精度の高さを現しています。

高い技術がないと、鋳物でこんなに細かい形状の放熱フィンは作れません。
技術がなければバリだらけになってしまったり、欠けてしまったりするでしょう。

ヴィンテージにはドブレ社のハイレベルな技術が存分に散りばめられているのです。

天板にも鍋やヤカンは置けます

天板に乗る量
天板が弯曲しているため一見料理には不向きのように感じられます。

しかし実際は問題なく置くことが出来ます。

上記写真には「ヤカン」「鍋」「ダッチオーブン(小型)」が載っています。

中型のヴィンテージ50はもちろん、小型モデルのヴィンテージ35でもこれだけの調理道具を載せることが出来ます。

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