ハンター薪ストーブの特徴
ハンターは鋳鉄ではなく「鋼板」で出来ています。
また、構造がシンプルなため、「壊れにくい」という大きな特徴もあります。
- 鋼鈑製でボディが溶接で一体化しているので、素早く本体各部に熱が伝わり、圧倒的に立ち上がりが早く、暖房能力が高い
- 「帰宅したら早く温まりたい」「別荘についたらすぐに温まりたい」などのニーズに最適
- 石炭や豆炭を焚いても大丈夫な設計のため、耐久性が非常に高く、針葉樹をガンガン焚いても安心
- 天板の温度が極めて高くなるので、天板でガンガン料理ができる。お湯もボコボコ沸騰するのでスパゲッティを茹でることも楽勝
ハンターは鋼板製のため立ち上がりが早い
鋼鈑製であるハンターは熱の伝わり方が鋳物製の薪ストーブとは比較にならないほど早いのが特徴です。
「立ち上がりが早い」というのは「火を入れてから薪ストーブが暖かくなるまでの時間が短い」ということです。
焚きつけをした30分後には天板に置いたヤカンのお湯がボコボコ沸騰するくらい早く立ち上がります。
これは鋳鉄製の薪ストーブでは考えられないことです。
ハンターはこんな方にオススメ
- 別荘に到着してすぐに温まりたい
- 朝起きて薪ストーブに火を入れたらすぐに温まりたい
- 点けたり消したりする頻度が高い
薪ストーブにこのような性能を求められている方には最適のストーブと言えるでしょう。
構造がシンプルで壊れにくい
“鋼鈑製であるだけでなく全体的に単純な構造になっているので壊れ難い”
というのもハンターの特筆できるメリットです。
つまり熱で割れたり曲がったりするリスクが少ないため、針葉樹だけをガンガン焚いても壊れるリスクが少ないのです。
ハンターストーブは操作も簡単です。
空気調整のレバー操作は開と閉のみを切り替えるオートマチックのような印象があります。
ガラスも曇りにくいです。
ハンターの特徴まとめ
つまりハンターストーブは
- 立ち上がりが早く
- 操作が簡単で
- 炎が綺麗で
- メンテナンス性も良く壊れ難い
という非常にユニークで弱点の少ないオススメのストーブなのです。
大きさ、燃料、デザインのバリエーションが豊富
ハンターストーブを検討されるかたはどのモデルが良いか悩まれるかもしれません。
バリエーションがけっこうあるからです。
ヘラルドシリーズは3機種×2デザイン(扉)×2燃料タイプ=12通りの選択肢があります。
さらにSKAGEN(マルチ燃料タイプのみ、1デザイン)を加えると選択肢は13通りになります。
では、ハンターストーブを選ぶ時に決めなければならない
- 大きさ
- 燃料
- デザイン(扉)
について見ていきましょう。
大きさ(4種類)
- SKAGEN-スカゲン (4.5-7.5KW = 3,870-6,450kcal/h)
- Herald8-ヘラルド8 (6-11KW = 5,160-9,460kcal/h)
- Herald14-ヘラルド14 (8-15KW = 6,880-12,900kcal/h)
- Inglenook-イングルヌック (8-20KW = 6,880- 17,200kcal/h)
燃料(2種類)
- 薪専用
- マルチ燃料
デザイン(扉・2種類)
- シングルドア
- ダブルドア
ハンター薪ストーブの選び方ポイント
ハンターストーブを選ぶ際に何を決めないといけないかおわかりになられたでしょうか。
では、以下でハンター薪ストーブの選び方についてポイントを解説していきます。
1.燃料を選ぶ
ストーブを選ぶ際はサイズから先に選択してしまいがちですが、その前に燃料の種類を選びましょう。
ハンターには「薪専用モデル」と「マルチ燃料モデル」があります。
それぞれ
- 薪専用モデル・・・燃料は「薪のみ」
- マルチ燃料タイプ・・・燃料は「石炭」「コークス」「豆炭」「薪」など
を焚ける構造になっています。
ご自身が使用する燃料を決めましょう。
使用できる燃料により「燃焼室の大きさ」も大きく違ってきます。
燃料の違いによる炉内の大きさ
マルチ燃料タイプは薪以外の燃料に対応するため「ロストル」という機構が追加されています。
そのぶん薪専用モデルと比べると燃焼室の容積が小さくなります。
マルチ燃料タイプは「必要に応じて何でも燃やせる」というメリットがありますが、火室が狭いため
- ダッチオーブンを入れて料理する
- 薪をたくさん突っ込んで長時間燃焼させる
というような使い方には向かないでしょう。
「マルチ燃料モデルの場合は燃焼室の容積が小さくなる」
ということは覚えておいてください。
マルチ燃料モデルと薪専用モデルの切り替えも可能だが・・・
ただ、マルチ燃料モデルを購入された場合でも後日ロストル部分を撤去したうえで「ロストル操作用の軸穴をふさぐパーツ」を別途購入すれば「薪専用モデル」として使えるようになります。
また、薪専用モデルを購入された場合でも同様に「ロストル部分(部品で買うと結構高く1万円の差額どころではなく一桁違うレベル)を購入し軸穴を開ければ、マルチ燃料モデルとしての使用が可能になります。
しかし、どちらの場合もそれなりの手間と費用が必要になります。
ですので購入時は「薪専用」でいくのか「マルチ燃料」にするのかを真剣に考えましょう。
燃料を選ぶことにより炉内のサイズが変ってくる=得られる暖房能力が変わってくる
ので、燃料を決めてからはじめて薪ストーブのモデルを検討できるようになります。
2.サイズを選ぶ
燃料が決まれば薪ストーブの大きさを決めましょう。
写真のスカゲンが「本体重量120kg」で一番小さいサイズです。
ハンターストーブの中ではアスペクトが最小モデルです。(2017年9月現在)
アスペクトの詳細なレポートは以下を御覧ください。
また、率直に言いますとヘラルドシリーズで一番小さいヘラルド8のマルチ燃料タイプは炉内がかなり小さくなりますので使い勝手はあまり良くないと思います。
ヘラルド8を選ばれるのでしたら、薪専用モデルをお勧めいたします。
薪専用モデルでも炉内にダッチオーブンや土鍋を入れバリバリ調理するのはちょっと厳しい大きさです。
薪専用か、マルチ燃料タイプかを選択するのはヘラルド14のミドルサイズ以上からでしょう。
通常の断熱性能を持つ一般的な30-40坪クラスの新築住宅であれば、ヘラルド14がベストサイズだと思います。
このサイズですと炉内調理にも不自由なく活用できます。
断熱性能の良くない古民家や50-60坪クラスの大空間ですと、選択肢はイングルヌックとなります。
3.扉を選ぶ
ハンターヘラルドシリーズには「シングルドア」と「ダブル扉」の二種類があります。
それぞれの違いは、薪の投入のしやすさと関係しています。
シングルドアの方が簡単に開閉ができますが、ヒンジが右側ですので左利きの人はちょっとやり難いかもしれません。
慣れの問題かもしれませんが。
ダブルドアは開閉時にちょっと手間がかかります。
個人的にはシングルドアの方が好みです。
両方試されて、好みのデザインと操作に違和感があるかないかを確認されることをオススメいたします。
ハンターには煙突ダンパーをつけましょう
意外と見落とされてしまいがちですが、ハンターは全モデルとも煙突ダンパーをつけられておいた方が良いです。
これは強く推奨いたします。
ダンパーをつけることにより、燃焼状態を細かくコントロールできるようになります。
はじめての薪ストーブで
「使い方がよく判らない」
方もダンパーはつけられていたほうが良いです。
費用もそれほどかかりません。
ダンパーを全開にしておけば、つけてないのと同じことになりますし、使いたくなった時に操作すれば良いだけです。
販売店や施工店で、施主側から言わないとダンパーを設定してこないケースも多くあります。
値段で競合して負けるのを避けるため安い見積もりを作る必要がある、というやむを得ないケースもあるでしょう。
しかしそれでもハンターストーブを導入する場合はかならずダンパーをつけてもらいましょう。
ダンパーは“ちょっと高め”の位置に
ダンパーは煙突口元にメーカー純正オプションで追加できます。
しかし口元に操作レバーがありますと天板に加熱され熱くて操作しにくなったり、鍋やヤカンを置いている時に邪魔になるということもあります。
それを回避するためにはレバー位置をちょっと高めに設定してやることで操作性は格段に高まります。
鋼鈑製で耐久性の高いハンターストーブはメーカー保証も他社より充実しています。
- 本体2年間
- 鋳物部品5年間
と保証書にも明記されています。
他メーカーより長い保証期間は、「それだけ壊れにくい」という自信の現れでもあります。
この長期保証に加え、当店でハンターストーブをご購入頂いたお客様には
『バッフル板/生涯保証』
をおつけいたします。
これは「川原和博が存命中ならバッフル板が壊れても保証する」というオリジナルのサービスです。