手軽にできる薪ストーブの天板での料理に慣れてきたら、今度はちょっと手間はかかるが炉内料理に挑戦してみよう。これもコツさえつかめば簡単だ。重要なポイントは3つ。
■熾き火を作る
薪がボーボーと燃えている状態では天板料理と割り切って炉内の料理は諦めよう。数時間焚いているとだんだん熾き火が炉内で満たされてくる。「薪を追加投入したいな」くらいの状態が多くの熾き火料理にはちょうど良い。炉内料理するためにはそのタイミングを積極的に自分で作ることがポイントだ。料理というのは食事の時間に合わせてするものだ。その時間から逆算して料理の開始時刻を決めるわけだが、いかに薪ストーブの火力をそれに合わせこんで作ってやるかが決め手となる。
■火力の制御
あとは料理の種類によって熾き火の量、必要な火力というのも異なってくる。考え方としては内部まで熱が浸透するのに時間がかかるものほど、弱火ということになる。。
■調理時間
ある程度強い火力で一気に作るピザなどの場合は1-2分でできてしまう。電気やガスのオーブンで作っている感覚で目を離すと焦げてしまうこと間違えなしだ。目を離さずに張り付いていよう。ちなみにチーズが溶けているかどうか、判らないようだと火力が弱いということだ。理想的な火力の状態はピザの表面が立ち上がった炎の明るさで確認できるくらいだ。
そして今回の写真に載せた焼き魚(サンマ)の場合はピザよりは若干弱めにする。そしてしっかり身の内部まで火が通っている状態を目指そう。強すぎる火力だと表面だけ焦がしてしまって内部は生焼けという最悪のパターンになる。ある程度の経験を重ねると身をもって理解できるはずだ。
よくある「炉内でのヤキイモ」の場合には熾き火がほとんど消えそうな状態くらいがちょうど良い。1時間くらいかけてやっと出来上がる程度の「ん?消えそう」くらいの状態でゆっくり作るのが甘くて柔らかいヤキイモのコツだ。