Categories: ドブレ(Dovre)

世界初!?ヴィンテージの扉の開閉方式

薪ストーブの扉の開閉ハンドルはメーカーによって、機種によって様々なタイプがある。
一般的には回転式のレバーが多い。このタイプだと、回転をどこから始めてどこで終わるかということを知ってないときちんと開閉できないし、右回転なのか左回転なのかも機種によって違うので、人間工学的にも使い勝手が良くない。薪の投入時というのは炉内の熱が外に伝わってくるため恐怖感を感じることもある瞬間で、この時にあれこれと試行錯誤しなくてはいけない状況というのは、あまりよろしくない。「慣れれば」という言い訳もあるけど、慣れずに誰でも間違えなくラクに操作できる設計の方が優れているのは言うまでもない。
ドブレの700SLはそういう意味で非常に優れた設計思想の孤高の薪ストーブでもある。レバーを手前に引き出すことによって扉を開いて、押し込むことによって扉を閉じるというような設計なので、操作を絶対に間違えることがなく、人間工学的にも優れている。(詳細記事はこちらをクリック)
9月に発売された最新モデルのドブレのヴィンテージはさらに一歩進んだ開閉方式だ。車のドアのように閉めてもきちんとショックを吸収しつつ確実に扉がロックしてくれるようになっている。やさしく手で押さえるように閉めてもいいけれども、動画のように投げるように扉を押してやっても大丈夫なのだ。これは回転式のレバー方式とは比較にならない便利さだ。薪を投入した後に扉が上手くしまらなくてあれこれ試行錯誤する苦労から開放される画期的な仕組みだ。これまでこのように車のドアのように扱える薪ストーブがあっただろうか?
高級スポーツカーのマニュアルトランスミッションのシフトレバーのような操作感で超気持ち良い
そして操作の質感も非常に優れていて気持ちよい。40ミリのステンレス削り出しの開閉レバーは、手で握ると心地良い感触だ。動かした時には高級スポーツカーのシフトチェンジのような印象で操作が楽しくなる。薪の投入というのは、薪ストーブユーザーにとって日常的にやる作業なので、この時に気持ち良い操作感が味わえるかどうかとどうかというので、所有の喜びが大きく違ってくる。
よくある回転式のレバーハンドルだと、引っかかって閉まらなかったり、安っぽい感触だったりして、薪の投入時などに興ざめしてしまうことが多い。薪ストーブの展示品の実機を見に行く時は外見に惑わされずに、こういう部分の質感などカタログの写真では判らない部分を重点的にチェックするべきだと思う。本当の「高級」というものがどういうことなのか価値観、センスを磨きたい。
扉のロック状態
扉をフリーにした状態(金具の下部が動く)
本体の三角錐のこのパーツで、扉の可動金具を受けてショックを吸収しつつ確実にロックされる
この画期的な開閉システムを、単純明快な故障しにくい方法で実現しているところも特筆できる。レバーとリンクした金具がバネとテコの原理で動きが制御されている。そして金具の下部がノッチになっていて本体側の山状になった部分でショックを吸収されながら引っかかっていき、扉がロックされる。ちょっと乱暴に閉めても金具のバネの力でショックを吸収して必要以上の衝撃が扉にかからないよういなっているショックアブソーバーの役割も同時に持っている。

かわはら

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