広島県北部の新築住宅で煙突工事(その1)

いよいよ広島県北部での工事当日を迎えた。

前日の移動日にはけっこうな雪だったけど、当日は「快晴かつ風もない」という絶好のコンディションでラッキーだった。

現場に到着したら、いきなり工事ができるわけではない。まずは作業スペースの足場の上に積もった雪を除雪する。あらかじめ除雪用のスコップやスノーブーツも用意しておいた。

次が一番大変な作業で、足場板の変更だ。足場屋さんが架けた状態は煙突工事のことは考慮せずに、外壁材を施工するために建物の外壁のすぐ近くに足場板が連続している。これだと、外壁に煙突を固定する際に、既存の足場板が干渉してしまって、施工できない。煙突付近の足場を撤去して、煙突を通すスペースを確保する。

作業できる状況を作ってから、実際の煙突工事に取り掛かる。

貫通部分のセンターを墨出しして、あらかじめ煙突固定金具もその垂直線上に配置できるように、事前に墨出しをしておく。

足場板を取り外して煙突と干渉しないようにしている

煙突貫通部分の外壁材は、工務店が切り抜いてくれていたので、気密シートをカッターで切ってから、化粧板板を取り付ける。化粧板を取り付けたら、煙突を固定していく。

左右方向の煙突の垂直性の確認

ここまで固定できたら一安心

煙突を外壁に固定しないと、何かのはずみで煙突が回転して傾いて大惨事になる可能性も排除できないので、神経を遣う。とりあえず一か所固定できれば、そういう事故は起きないので一安心だ。

自分の作業スペースは除雪したけれども、その上段の足場板に積もった雪までは除雪しなかった。時間の経過とともに、雪が溶けるにしたがって、ポタポタ水が垂れてくるので、雨の中での作業のようになってしまった。道具や身体が濡れて、作業性が悪かったけど、大きな問題はなかった。

無事に屋根上まで煙突を接続

煙突を屋根の上まで接続、固定できてパッと見た感じでは、「工事は終わり?」と思うかもしれないけど、外壁に煙突を固定した際は、これで終わりではなく、まだ重要な作業が残っている。

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