自然石の砕石を専用治具で炉内に落ちないようにして、蓄熱スペースに落とし込む
一般的に鋼板の素材の薪ストーブは立ち上がりが早くてすぐに外に熱が伝わるのが特徴だけど、逆に言うと炎が落ちると冷めるのが早く暖かさが長続きしないという傾向にある。また、放射熱が強烈で痛い熱さという感じ方をする傾向がある。
一方で石の素材の薪ストーブは鋼板の真逆の特性で、立ち上がりが遅くて、外に熱が伝わるのに時間がかかるけど、逆に言うと炎が落ちても冷めにくく、暖かさが長続きするという傾向にある。また放射熱が柔らかく心地よい感じ方をする傾向がある。
今年最後の薪ストーブ設置はヒミエルストーブのICだった。
ヒミエルストーブICは、鋼板の良さと石の良さの両方を狙ったハイブリッドな薪ストーブだ。天板部分は石をまとってないので、速やかに立ち上がって温度が高くなり、炉の周辺の側面部分の石が時間をかけて蓄熱していき、暖かさを長持ちさせている。組み立て風景を見ると、この仕組みや特徴が良く解る。
ちなみに、「HETAのソープストーンのものも同じじゃないか?」って思うかもしれないけど、こちらはソープストーンが完全に炉と離れていて空気層を介しているため、表面のソープストーンの温度がかなり低めで蓄熱量が今一つだ。ヒミエルストーブICの場合は石が直接炉に接しているので、いい感じの温度に上がってくれる。仕組みが全然違うのだ。
自然石の砕石を専用治具で炉内に落ちないようにして、蓄熱スペースに落とし込む
ちなみに石は製品には付属していない。自分でホームセンターで買う必要があるが、購入時に注意すべき重要なポイントがある。綺麗な石、デザイン性の高い石、色付きの物は樹脂のコーティングがしてあったりして庭にまくには良いけど、この用途に使って熱を加えると樹脂が溶けて大変なことになる。きちんとパッケージを確認して「天然石100%」「コーティングなし」であることをチェックする必要がある。
それから、その店に置いてあるロットによるので、あまり選択の余地はないかもしれないけれども、あまり細かすぎない石が入っている袋を選んだ方が良い。細かいのが多すぎると、網目をこぼれて外に出てきてしまう。
石の破片や細かいものが網目から飛び散るので、養生は必須
全体に石を詰め込んだところ(約40キロ強位入ったと思う)
ちなみにバッフル板も市販の耐火レンガなので、万一割れても格安ゲットできる。またこれは置いてあるだけなので、炉内側から持ち上げれば簡単に取り外して、煙突掃除などのメンテナンスも天板を外すことなくできるので簡単な設計となっている。
ガスケットロープを回して仮止めする
天板を乗せて、ボルト止めして完成
今回は、淡々と黙々と一人で組み立て作業したけど、制作者の西岡さんとの共同作業の様子は以下の動画だ。こちらも併せてチェックして欲しい。
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