Categories: 薪集め

直径60cmの樫と格闘

保険代理店を辞めてパソコンのお仕事に取り組んでいるのだが、その現場でお客さんから「隣の家で立ち木を伐採してそのまま打ち捨てられている。一緒に顔出して話をつないであげる」という話をもらった。

仕事を終えて挨拶に行くと80歳くらいのおばあちゃんがいて「木が大きくなりすぎて、家に日当たりが悪くなるので伐採してもらった」ということだった。そして「いつでも取りに来ていいよ」という話になった。

これまでの経験から、そういう話があっても放置プレーにすると、撤去されてしまったり、他の人が持っていってしまったりするので、時間をおかずに早めに回収に行った。最初はそのおばあちゃんは、私が直径60cmクラスの巨木をやっつけられるとは思っていなかったようで、周辺に散らばっている小枝を回収するだけかと思っていたようだが、20インチバー(50センチの刃渡り)のチェーンソーで豪快に玉切りしているのを見てびっくりしていた。

写真のようにこのチェーンソーでも一回のカットで切断できない巨大サイズの樫の原木だ。でもこのくらいの方が中途半端に刃が通ってしまい一回で切断できる直径より伐りやすいかもしれない。何故なら、刃が向こう側まで通ってしまうと下まで切り進むと切断面が刃を挟むように縮まってしまうからだ。向こう側まで刃が届かないことで、下まで切断しても切断面が動かずにスムーズに作業できる。そして最後に残した反対側の繋がっているところを反対側から切断すると刃が原木の切断面に挟まれることなくスムーズに作業できる。直径60cmクラスの原木に刃を挟まれたら一巻の終わりだ。

直径が大きな原木は、その直径に引っ張られて長めに玉切りしてしまいがちだが、そうすると重くて動かせなくなる。普段は40センチの長さで切っているが、35センチ程度にとどめておいた。それを転がして車のところへ持って行って積み込もうと頑張っていたら、おばあちゃんが手伝おうとして手を出してくれた。さすがに80歳のおばあちゃんに手伝ってもらうわけにはいかないので、一人で頑張って積み込んだ。

帰宅して上皿秤で重さを測ってみた。「まさか100キロはないだろう」と思っていたが、秤の上限の100キロを超えていて計測不可能だった。ひとつの玉の推定重量が110キロ程度だと思われる。これを3つと、直径20センチクラスの小枝(?)を何本か積めるだけ積んできたのだが、妙に車のサスペンションが沈み込んでいた。このわけが、このとき初めて納得できた。さすがに薪の横綱の樫だけあって重量級だ。



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かわはら

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