オーストラリアのピキャン社のクッキングストーブにはオーブン付きのモデルもある。
一般的にオーブン付きのストーブはオーブン室が上に、火室が下にあって炎で直接オーブン室を加熱する構造になっているけど、それだと天板で直火料理ができなくなる。
しかし、このモデルは炉の下にオーブン室があるから、天板の蓋を外すと直火を鍋の底に当てた強力な火力で調理できるという大きなメリットがある。炉の下のオーブン室が温まらないのではという心配があるかもしれないけど、炎がオーブン室の横や下を回りこんでから排気される巧みな構造のためにしっかりとオーブンも使えるのだ。天板で直火料理、炉内で熾き火(炭火)料理、オーブン室でオーブン料理と3段活用でバリバリに料理できる優れものの薪ストーブだ。
薪ストーブの素材も一般的な薪ストーブの鋳物製とは違って、鋼板製(鉄製)だ。そのため火を入れるとすぐに温まるというメリットもある。気の短い人や、即効で温まりたい人にもお勧めできる。
カタログの写真だけ見た人は、実物を見るとその大きさに驚くかもしれない。写真での見た目より大きいと思う。その大きさの割りに火室はそんなには大きくないので、一般的な薪ストーブに比べて薪を入れられる量が少ないので、燃焼時間は短く、寝る前に目一杯薪を突っ込んでおけば朝まで熾き火が残っているみたいなことはない。また鋼板製(鉄板製)のために、本体への蓄熱量も少ないので火が落ちたら、すぐに温度が下がる。「熱しやすく冷めやすい」という誰かの恋愛のような性質もあるので、そこらへんを割り切って導入しよう。