「薪ストーブを買い換えたい」という話がきた。普通だったらサクっと見積もり作って、入れ替え前提の話を進めるのだろうけど、数年前に導入したばかりの薪ストーブなので、実際にお伺いして、詳しく話しを聞いてみることにした。
石村工業のクラフトマンという鉄板製の薪ストーブ、ペレットストーブ兼用の機種で、お店の顔ともなっているものなので、安易に入れ替えするのはなんだかと思った。
薪ストーブの炉底が熱で歪んでしまって、灰受け室と蓋の隙間ができてしまって、空気の制御が効かなくなってしまったそうだ。
炉底の灰受け室との間の蓋
熱で歪んで本来平らなところが曲がってしまっている
「店が儲かってしまって税金対策で経費を使いたい」ということならば、買い替えもありだけど「店で使っているパソコンも不調で買い替えなければならなくて、どっちにお金を回そうか?」という状況だったわけなので、修理の方向で話を進めてきた。
比較的熱に強い鉄板製だけど、温度を上げすぎるとそういうことになる可能性もある。薪ストーブ専用の設計になっていないので、ちょっと鉄板の厚みが足りない気もする。
話を聞くと「バイメタルの温度計で温度管理はしていて250-300℃くらいで焚いていた」ということだけど、その温度計の針を、小さないたずら盛りの子供が、火が入ってない時にグリグリ動かしていた」という証言があった。もともとバイメタルの温度計は誤差が大きいものもあるが、さらにバネが狂ってしまったら、大きく狂っている可能性も高い。そこで、放射温度計を購入して、正確な温度管理をすることを勧めてきた。
そして炉底の変形部分については、炉底を叩いて直すよりも、二方向についている蓋の仕切り板に、さらにもう一枚の仕切り板を溶接で付加すれば、炉底の変化部分の隙間の空気をシャットアウトできるようになるので、それで元通りになるだろうから、それで試してもらうことにした。
蓋の簡単な加工で解決できそう
さらに、灰受け室の扉へのガスケット付加で下部からの空気の漏れの防止も効果的だろう。
これらの対策で、買い換える必要はなく、使い続けてもらえるだろうと思った。
04月09日(昨日)のデータ
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