今回紹介したストレージタンクを利用した、薪や太陽の給湯システムだけど、自然エネルギーの問題は安定していないことだ。薪と太陽で相互に補完する組み合わせなので、昼夜、夏冬など相反する状況で比較的稼働率は高いけど「梅雨時で雨天が続いて、蒸し暑くて薪ストーブも焚く気にならない」ということだって、現実にはある。
そういう時に給湯できないことを我慢したり、やり過ごせる人は少ないだろう。
このストレージタンクのシステムのメリットは熱源の構成を自由に追加したり減らしたりして、組み合わせることができることだ。バックアップ用に電気やガスの既存のエネルギーを熱源とすることもできる設計になっている。そのため不安定な自然エネルギーの弱点を補って365日ノンストップで稼動させることも可能だ。
電熱器を挿入して、ストレージタンクの熱源にできる
ガス湯沸かし器の配管経路も組み込まれている(使わない場合は接続しなければOK)
逆に言えば、薪ストーブを使えない場合には、自然エネルギーとして太陽熱だけを熱源としてシステムも組むことも十分に可能だ。現実的には薪ストーブを使えることが条件だと、煙突の問題、燃料の問題、排煙の問題などで、かなり敷居が高くなってくる。しかし、日当たりの良い場所であれば、太陽熱(とバックアップの電気など)だけでも成立する。そのためエコで合理的な暮らしが、比較的簡単に構築できる。