Categories: 薪ストーブ

重厚長大な炉壁に蓄熱させるプラン

ハンターのフラッグシップ機「イングルヌック」を全開でガンガン焚いて極限状態まで温度を上げて、長時間(数時間)維持した。これは通常の使い方では、まずあり得ない状態だ。薪ストーブの近くにいくと痛いほどの「熱さ」で苦痛になるレベルだった。
普通は、その、だいぶ前の時点で、空気を絞ったり、薪の供給量を減らしてしまうけど、今回はカタログ撮影で、昼間の明るさに負けない写真写りの豪快な炎を要求されていたことと、炉台と炉壁に動作確認、安全確認も兼ねていたので「これでもかっ!」というくらいガンガン焚き続けた。

長時間フルパワーで焚き続けた
その状態で各部の温度分布を測定した。

天板の温度の高いところで450℃程度を維持した

通常は80℃程度の煙突の表面温度も100℃オーバー

煙突の後ろの梁の部分は50-60℃程度で問題なし

炉壁は170℃程度で狙い通り。蓄熱して、暖房器具の一部となって、長時間暖かさを維持してくれるだろう。
ちなみに、この炉壁に後ろの部屋の壁を手で触れてみると、ほのかに暖かさを感じるくらいで、きちんと炉壁内側の空気層で断熱(※)していることも確認できた。
※大谷石30ミリ+ケイカル12ミリ+空気層25㎜による断熱
鋼鈑製の薪ストーブの立ち上がりの早さと、ソープストーンの薪ストーブのような蓄熱性の高さを両立した、両方の良いところを取り入れたプランだ。

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  • 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ご無沙汰です。
    興味深いシステムですね。蓄熱体をストーブ本体の外に設置する。煙道にその役割を持たす、オンドルやペチカとも異なっていますね。建物と一緒に考えるのが薪ストーブとしてはベストな訳ですが、示唆を持ったシステムと思いました。今後の経過のレポートを期待してしまいます。

  • 5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    北の風の森さま:
    ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
    このシステムは今シーズンから稼働するので、引き続きレポートしたいと思っています。

  • 74be16979710d4c4e7c6647856088456
     炉壁に建物の躯体を薪ストーブの熱から守るだけでなく、蓄暖の機能まで持たせるとは、さすが薪ストーブの「匠」ですね[絵文字:i-179]。
     koudaさんのブログのコメントにも書きましたとおり、ヘリテイジにしようかハンターストーブにしようか、今私の中で闘っているところですが、これでますます分からなくなってきました(笑)。

  • 5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    Mr.トリデさま:
    ハースストーンもハンターストーブも、どちらも個性的で良いストーブだと思いますが、来月、新に、さらに別の選択肢を増やして、悩みを深くしてしまうかもしません。

  • 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私のコメントに対するかわはらさんのレスを見て、
    Σ(´□`;)
    ハッと思い出したのが、2014/12/8に投稿された、みだしの記事です。
    まだ広く知られていない、ダイヤの原石状態の機種が、かわはらさんによって磨かれる(その機種の良さが詳細に紹介される)ことを、期待してお待ちしております。

  • 5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    Mr.トリデさま:
    良く思い出してくれましたね。なかなか鋭いですねぇ。
    実は、新機種導入の段取りが着々と進行中です。
    700SLは、今シーズンからは、ちょっと、現在の炉台から降りてお休みしてもらおうかと思っています。

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