私のブログの読者や、私が設置したお客様の場合は、そういうケースはほとんどないだろうから、自分にはちょっと衝撃的な話だったが、薪ストーブに対する憧れやイメージが先行して、薪ストーブを設置したけど、数年で使わなくなってしまうユーザーもけっこういると、ある薪ストーブ屋さんから聞いた。
どうして、そうなるのかの原因を分析してみよう。一言で言うと、燃料である薪の調達に問題があったからということになる。実際に使う薪の量を甘く見積もって、使い始めてから「こんなに薪をたくさん使うとは思わなかった」ということになるのだ。薪ストーブ屋さんも商売だから「とりあえず設置工事して売り上げを確保したい」というところが多いだろう。その場合には、薪の必要量を少な目に伝えたり、具体的な薪集めの方法を伝えずに「まあ何とかなりますよ」みたいにして安易に導入を勧めるケースも多いだろう。
薪が十分に確保できないと、乾燥期間が確保できずに、薪割して数カ月しか経過してない乾燥不足の薪を燻らして焚いて、臭いや煙で近所からクレームが出て、使えなくなる状況に自らを追い込むという事例も発生する。
自分で薪集め、薪割して作る場合には労力、手間、時間をかけられなるか、購入する場合には燃料代として灯油代や電気代などと同じように継続的に支払うことができるかをきちんと見極めておこう。
私の場合には「薪ストーブを導入したい」という話があったら、その人の置かれている環境や、想定される使用方法、目的をヒヤリングして「このくらいの薪の量が必要だし、切ってからではなく割ってから2年間は薪として使い物にならない」というような話をして、自分で薪作りを考えている人には、薪ストーブ設置前にあらかじめ1シーズン分以上の薪を準備することをお勧めしている。1シーズン分を導入前に薪作りできれば、焚いてなくなっても1年サイクルで1年乾燥薪を焚けるだろうし、焚き始めてから頑張れば2シーズン分も確保できるだろう。
先日も「予算が確保できたから薪ストーブ導入する」という具体的な依頼となったので現場確認のために行ってきたけど、もう既に庭はこういう状況になっていた。
メインの薪棚
コンクリートでしっかり基礎を打って、しっかりと通気層を下部に確保している
サブの薪棚
原木置き場
チェーンソーで刻んでしまう方が良さそうな手ごわいものはまとめてハネてある
このように、導入前から薪の用意ができていれば、快適な薪ストーブ生活を継続して送ることは保証されたようなものだ。
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薪ストーブ愛好家としては全くの同感です。先日甥っ子にストーブの相談を受けたとき、同じことを言いました。別の言い方をすれば薪ストーブはその人の人生観をも支配、変えると。しかし薪ストーブの魅力は絶大で、次に相談を受けたときは、時計型のストーブから始めたらと助言するつもりです。初期投資が少なくて済みますから。
燃料の薪の確保は追々わかると思います。
tonkachiさま:
ご自身の体験談もありがとうございます。
時計型で、緩くスタートするのもありですよね。良い選択肢だと思います。