ロビーの大空間にある巨大な暖炉
ホテル、ゴルフ場、リゾート施設などのロビーに豪華な暖炉が設置されているところがある。
建物の計画段階、設計段階では関係者が「暖炉があったら素敵」というイメージで導入されたのだと思うが、実際に火を入れて使われてる場合と、使われずに飾りになってしまっている場合の2つに分けられると思う。
これには大きな理由があって、施設で暖炉を運用していくにはスタッフが暖炉のお世話をしてやる必要があるのだけど、それができるかどうかという問題が一番大きい。スタッフは暖炉のお世話だけをしていれば良いだけでなく、他にも日常業務で忙殺されているのが現実だろう。その日常業務に加えて、暖炉のお世話ができるかどうかが分かれ道になる。
ロビーの大空間にある巨大な暖炉
実際に火が入って使われている暖炉であれば、そこに訪れる人の心も癒されて、建物の価値も増えるだろう。しかし、使われなくなってインテリアになってしまった暖炉は、建物の価値を下げるとは言わないけど、寂しい感じだ。
実際の暖炉の運用ルーティーンまで含めて業務を組み立てるのは、「強い経営意思」「お客様の声」が、あるかないかで決まってくる。稼働していない暖炉を見かけた時は、お客様の声として伝えることだ。
そして実際に稼働している暖炉に人が集まり、炎で癒される場所として認知されると相乗効果で、建物の価値も上がってくると思う。
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