薪ストーブの入れ替え工事

「これまで25年使ってきた薪ストーブを入れ替えたい」ということで、相談を受けた。

他にも色々と検討されていたようだけど、「ガラスが大きく炎が見やすい」「メンテナンス性が良く自分でも煙突掃除できる」「近くの店舗なので、何かあった時に安心」ということで、当店の提案したネスターマーティンで、最終的にS43で決まった。

工事の段取りを組んで、関西ツアーから帰ってきたタイミングでスケジュール調整しての訪問となった。

既存の物は235kgと重量級の薪ストーブで、なおかつ分解困難な状態なので、搬出はとても大変だった。私も含めて3人で何とかかんとか、ようやく搬出した感じで、当然作業中の写真を撮っている余裕は全くなかった。この機種の搬入設置は新築時だったので、扉や壁ができる前に炉台に置いてしまったとのことだった。搬出時はギリギリの狭いドアからなので、この部分は二人体制になるので、きつかった。

既存薪ストーブの状態

既存薪ストーブを搬出後、新規薪ストーブを搬入

また、煙突を外したり、再度取り付けたりするのがかなり困難だった。

薪ストーブの機種が違うので、長さ調整のために煙突をカットする必要があったのだけど、切断したら別の煙突との接続が大変だった。既存煙突は煤はタールがこびりついていて、内径が細くなってしまっているので、入っていかないのだ。ワイヤーブラシで擦ったくらいでは、刃が立たたなかった。電動の回転式の研磨ブラシを使って何とか落として、さらにCRC5565で潤滑させて、なんとか接合できた。新品の煙突を使えば、こういうことは起きないけど、既存煙突の再利用の場合には、色々と手間と時間がかかる。

新たに設置する薪ストーブはネスターマーティンのS43で、こちらは工具なしで簡単に分解できるので、あらかじめパーツを取り外して軽量化して搬入して、設置後に組み立てた。

あらかじめ、部品は取り外して、軽量化してある

設置後、いつものように火入れしてもらう

さすがに25年使っているベテランユーザーだけあって、不安なく炎が育っていった。

ネスターマーティンは、炉内へ取り込む空気の流れを「下から」「上から」「上下両方」と、その時の状況や必要に応じてレバーの切り替えでワンタッチでコントロールできる。また、翌朝の焚きつけ時に簡単に灰だけ落として熾火を残す操作も可能なのだ。このような、この機種特有の操作方法を説明して、退出した。

順調に燃えていく

↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
(ブログ村 ランキングに参加しています)


にほんブログ村

かわはら