薪ストーブのシーズンまであと3ヶ月程度となった。薪割りは順調に進んでいるだろうか?この暑さの中だとはかどらないのも無理はないし、今から慌ててやってもこの冬の前半に使えるくらいに乾燥させるのはちょっと難しいかもしれないが、後半以降に使う分だったら何とかなるかもしれない。
その場合でも薪割りした薪を日当たりと風通しの良いところに積んでおくということが絶対条件になる。
薪ストーブをやりはじめる前の私は「そこらへんに落ちている木を拾ってくればすぐに燃えるだろう」「木なら何でも燃えるだろう」と薪の乾燥に対して甘く考えていた。しかし、実際に薪ストーブを稼動させてみて乾燥不足の薪が全然燃えなくて、使えないことに驚いたものだ。
必ずしもきちんとした薪棚を作る必要もない。写真のようにとりあえず、丸太を地面に渡して、その上に薪を井桁に組んでいき、上に波板でも乗せて重しをしておけば単独で立派な薪棚となる。はっきり言ってこれで十分だ。井桁に組むのには樹皮を下側に、木肌を上にするほうが乾燥には有利だ。それからある程度薪割りを一気にしてから、同じ大きさの薪を選んで水平になるように選別して積んでいくと安定性を得やすい。
まずは薪割りと乾燥を優先して、全部終わって余裕が出てから、柱と屋根のある薪棚を作成すれば良いと思う。冬になって薪ストーブが稼動しはじめてからでも十分間に合う作業だと思う。薪ストーブを導入してこの冬から使う予定の人も、これから導入する人も、導入を考えている人も、とにかく乾燥した薪をどれだけ集めておくかで快適な冬を過ごせるかどうかが決まってくる。