NV-U2は付属のUSBケーブルでパソコンと接続することができる。
ソニーのサイトからnav-uツールという専用アプリケーションをダウンロード、インストールすることによって何ができるのかと期待が膨らむ。
まずは「ファームウェアのアップデート」「地図の更新(リカバリー)」などのカーナビ本体内のメモリの書き換えの機能があげられる。それらの作業はこのツールを使ってやるようになっている。それなりに時間もかかるし、メーカーサイトからファイルのダウンロードの必要もありパソコンと接続の必要性もあるので納得できるものだ。
それから次に「カーナビに設定した既存の登録地点の編集」があげられる。これは既にカーナビで設定登録した地点の名称を変更したり修正したりする際にパソコンのキーボードを使うことができるのでカーナビの画面でタッチパネルでやるよりもラクにできるが、それほどの必要性は感じられない。
わざわざパソコンにつなぐのだからこれだけでは全然物足りない。
一番期待したいのはグーグルマップ(googleマップ)で取得した位置情報をカーナビに転送することなのだが、これはなんとこのツールでは実現されていない。これには正直驚いた。それを実現するためには別売りのメモリースティック(プロ・デュオ)が必要となる。そしてSony Styleが企画運営している
PetaMapというサイトで位置情報を作成して、それをファイル変換してダウンロードしてメモリースティックに保存して、カーナビのスロットに挿入して読み込ませてやるという手順が必要となる。パソコン上の地図からのカーナビへの目的地の流し込みが、付属のUSBケーブルでの接続では実現せずに、別売りのハードウェアが必要になるというのがちょっとなんだかな状態だ。単なる位置情報として扱うのではなく、目的地の説明の写真やテキストなども一緒のガイドブック的な機能を持たせているから仕方ないのだろう。
現状だとメモリースティックのR/Wがある環境でないと実質使えないので、出先のパソコンでgoogleマップで検索した位置情報をカーナビに流し込むことは難しくなる。USB接続のメモリーカードアダプターがあればいいのだろうが「あれもこれも」とハードウェアを揃える必要が出てくるし、必ずしも出先ではそれらのアダプターを接続できるとも限らない。
また、PetaMapのサイトでは登録地点を他のユーザーと共有したり、コミュニティを立ち上げたりすることもできるようになっているが、情報が一覧できないこと、上手く検索できるような作り込みになってないことでユーザー間の交流ができずに今ひとつの使い勝手だ。血眼になって探しまくれば面白い地点や情報があるのだろうけど現状ではちょっと使いにくい印象だ。
nav-uツールには自分で経度緯度の座標情報を入力してカーナビの登録地点を作成する機能もあるが、カーナビで採用している経度緯度の座標は「日本測位系」というもので、グーグルマップ(googleマップ)で採用されている「世界測位系」とは違い、そのまま入力しても位置が数百メートルずれてしまい実用にならない。以下の変換の計算をやって入力してやれば使えるが、いちいちこんな計算をしていられない。nav-uツールに世界測位系から日本測位系への座標変換のツールを入れてやるだけで使い勝手は相当上がると思うのだが・・・。
http://kawahara.cocolog-nifty.com/diary/2007/04/post_6ad8.html カーナビそのものの地図をgoogleマップと同じ世界測位系にしてしまうとか、いっそのことgoogleマップの地図(ゼンリン)をそのまま採用してしまうくらいの大胆な改革をしてくれると相当使い勝手が良くなると思うが、これは色々と制約(しがらみ)があって難しそうだ。