■火を入れてもらった
だいぶ暖かくなってきて、ネット上では「薪ストーブを掃除した」「もう今シーズンは終わり」などの書き込みもちらちら見られるようになっているので、今回訪問したお宅はどうかと思っていたら、まだ灰がしっかり残っていて、傍には薪が焚きつけからしっかりあってまだ焚ける状況だった。きれいに掃除されていたら「ちょっと焚いてみて」とは言いづらいが、この状況だと問題なさそう。一通り、炎が入っているとチェックできないポイントを見た後に、寒くもなく暑くもなくという普通の室温だったのでお願いしてみた。
普段はお仕事で留守にされていることも多いらしく、週末だけ焚くような使い方をしているらしい。つまり毎日火が入っているわけではないので「焚きつけ」にもかなり慣れている様子。オーナーさんはおもむろに、焚きつけを炉内中央に組んだ。それに火をつけるのかと思ったら・・・・その上に太い薪をボンと置いた。「おいおい。そんな太いのにいきなり焚きつけから火がつくわけないじゃん。マジですか?」と心の中で思いながら様子を見ていた。
そしてガスバーナーに火をつけて、焚きつけを燃やし始めた。30秒くらいで焚きつけが燃え始める。一度火がつくとものすごい勢いで炎が立ち上がる。扉を閉じるとわずかな焚きつけ材だけで太い薪にまで燃やせそうなほどのすごい勢いの炎だ。まるで火炎放射器のような圧倒的な炎のパワーに驚いてしまった。エンジンで言えばジェットエンジン、ターボチャージャー搭載という感じだ。そのうちしっかり太い薪にも炎が回っていき、そちらにも火が点きそうな勢いだった。さらに太い薪を追加すれば本格的に燃え上がることも想像がついたが、この日は暖房目的ではないのでこれ以上薪は追加ぜずに鎮火を待つこととなった。
私が使っている中国製の薪ストーブの焚きつけの場合は焚き火をするような感覚で慎重に炎を育てていく必要があって、いきなり太い薪は絶対につかない。今回のドブレと同じ焚きつけ方法をしたら焚きつけ材だけが燃え尽きて、太い薪はちょっとだけ表面が焦げて、燻ってから消えて煙を大量発生というパターンになるのは明らかだ。
その違い、秘密はどこにあるの謎も解消できた。続きは明日の構造編で・・・。