Categories: ドブレ(Dovre)

ベルギー製の薪ストーブ/ドブレ(Dovre)700SLのデザイン

「お勧めの薪ストーブは?」と訊かれれば、私は迷わず「ベルギー製のドブレ(Dovre)の700SLだ」と答えよう。

扉の開閉ハンドルや空気の調整レバーが人間工学的に極めて優れていて使いやすいことを紹介してきたが、それらの機能は「メンテナンス製の良さ」「優れた燃焼能力」という合理的な性能の上に成り立っている。戦闘機など性能や機能を突き詰めていくと、独自の美しさが出てくるがドブレのこのモデルも、そういう印象がある。車で言えばメルセデスベンツやBMWのような感じの、ヨーロッパ製の機械の造り込みの良さや歴史や伝統を感じさせてくれる。

シンプルで質実剛健な、落ち着いた飽きのこないデザインで、鋳物の精度や質や色合い風合いが他の薪ストーブとは比較にならない上質な点も特質できる。写真の薪ストーブの前に飾ってある南部鉄器の色合いが一般的な薪ストーブの黒さなので、それと比較するとグレーがかった渋いつや消し黒の鋳物のユニークさが判ると思う。

そして格子に邪魔されることなく大きな耐熱ガラス越しに、薪ストーブの主役の綺麗な炎を楽しむことができる。ちなみにこのガラスは杉や松を燃やしても全く煤けることない。ガラス上部から温まった二次燃焼用の空気がカーテンのように吹き付けて、汚れがつかないような巧みな設計となっているのだ。

実物に一度触れれば多くの人はその素晴らしさを実感し感動するだろう。導入する前の人は何としても一度はチェックしておいた方が良く、他機種を導入してしまった人は見ない方が良いモデルだと思う。

日本では取り扱っている販売店が少ないので、あまり一般的ではなく、実物に触れる機会があまりないことで、知る人ぞ知る隠れた名機だ。






かわはら

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