薪ストーブの空気調整レバーが側面についていると操作しにくい。回転方向が判りにくくて、どっちに回したら空気が出て、どっちに回したら絞るのかよく判らないケースが多い。仮にアイコンがあったとしても○●のどちらが開でどちらが閉だか判らないし、それ以前に設置環境によって、そもそも側面に目を向けにくかったり、利き手の関係で手を側面に回すのが面倒だったりして、調整がやりくいと感じることが多い。
「自分の使っている機種で慣れれば問題ない」とか「実際にレバーを操作して炎の状態を確認すれば良い」とかいう声もあるけど、慣れることなく見ただけで判るにこしたことはないし、これから火を入れる時とか、炎が弱くて十分に温度が上がってない状態の時はレバーを操作してもリアルタイムで炎の状態が瞬時に変わるわけでもないので意外と判らないものなのだ。
空気調整レバーは扉の開閉レバーに次いでユーザーが手に触れる機会の多い場所だが、日常使いで、こうういう点での操作性の優劣の差も、ストレスが溜まるか、快適に気持ち良く使えるかの分かれ道となる。
ドブレ(Dovre)の700SLはこの点でも極めて秀逸な設計となっている。写真は前面扉の上部の空気取り入れレバー付近の様子だ。扉を閉めた状態でもアイコンを見れば空気の流入量が一目で判るようになっているし、扉を開けばそのままダイレクトにレバーと連動する空気取り入れのシャッターの開閉が見えるようになっているので、誰がどう見ても調整の方向性を間違えることはないし、迷わず自信を持って空気量の調整ができる。目につきやすい前面にあるし、手を伸ばして調整しやすい位置にあるのもありがたい。