先日仕事に出かけたついでに、通り道の住宅展示場に寄ってみた。別に家を建て替えたりする計画はないのだが、国道沿いからいつも見えるモデルハウスの煙突たちが気になったのだ。
とりあえず駐車場に車を停めて、一番目につく巨大な煙突の輸入住宅のモデルハウスに直行した。これは暖炉の煙突だろうと思ってその部屋に入る。本物の暖炉を見るチャンスはあまりないのでワクワクして近づいたら・・・何と暖炉はただの飾りで壁に適当にレンガが積んであるだけで全然煙突とも繋がっていないし、火を焚ける状態ではなかった。置いてある薪もプラスチックの玩具だった。営業の人が来たので訊いたら煙突も飾りだそうだ。
「やられた」と思って、次の大手住宅メーカーのモデルハウスに行く。「今度はどうか?」と半分期待しつつ、半分は期待せずに営業の人に最初に「煙突がありますけど・・・?」と振ったら「ああ。これはダミーで薪ストーブも暖炉もありません」ということだった。
そして3番目は地元の老舗住宅メーカー煙突のモデルハウスの時には、全く期待しないで入っていく。ここもやはりダミーの煙突だそうだ。飾りの暖炉だが、ここは電気で赤いスクリーンに投影されていた。営業の人の話だと高気密高断熱住宅だから、薪ストーブや暖炉がなくても温かいのだそうだ。
住宅展示場の間取りや建坪面積などは実際に建築される平均的なものより大幅に広くて、現実的な暮らしの際の参考にあまりならない。またグレードも最高級のフルオプションとなっていて、それを導入するとかなり高くつく。夢を売る場でもあるので、それはそれで機能しているのかもしれないが、本物の煙突が一つもないというところに驚いた。ただの飾りで煙突をつけているのはどういう意味だろう?
最近の薪ストーブブームの影響もあって、一つくらい本物の煙突や薪ストーブ(暖炉)が見られるのかと思っていたが、予想を裏切られてがっかりしながら住宅展示場を後にした。