私はベルギー製のドブレというメーカーの薪ストーブが大好きだけど、同じくベルギー製の薪ストーブでネスターマーチンというメーカーもある。今回、薪ストーブ設置工事で取り付けしたネスターマーチンS33を搬入するためにバラバラにして内部構造を確認する機会に恵まれたので紹介しよう。
これはドブレとは性格、性質の違う薪ストーブだ。優等生タイプ、理論重視、マニアックという感じだ。空気調整を蓋を開けないとできないとか、専用のハンドルがないと空気調整や灰受け皿を取り出せないとかのデザイン優先の設計で日常の使い勝手を犠牲にしている感じがする。炉内も小さく10インチ(25センチ)のダッチオーブンやスキレットも入らない。炎を楽しむためと割り切った方が良いかもしれない。
内部構造も普通の薪ストーブとは全然違う。鋳物の外側のパネルの内側に鉄板を溶接した箱が入っている二重構造になっているのだ。その鉄板が溶接されて完全な密閉構造で気密になっているのがウリのようだ。この鉄板の箱の内側に耐火煉瓦ではなく炉内用の鋳物をはめる構造だ。炉内用の鋳物の上にバーミキュライト(?)のバッフル板を乗せるのだが、知恵の輪、パズルのようにコツがあってかなり難しかった。
なおネスターマーチンは赤い皮のグローブが付属しているけど、温度計は付属していないので、別途必要だ。天板温度150-200℃程度で焚くのが正しい温度管理だけど、温度計がないと初心者には難しいので放射温度計などを別途購入した方が良いだろう。
煙突部分