薪ストーブの上を吹き抜け空間にしてしまいがちだけど、下手にやると二階だけが暑くなりすぎる傾向がある。
そこで今回は敢えて吹き抜けにはしないで、煙突貫通部分にオリジナルのスリット化粧板を使用して、薪ストーブの暖気を適度に二階に上げるようにした。
さらに薪ストーブの設置場所の対角に階段を設定して、家全体で対流が発生するようなレイアウトとした。これだけでもいい感じで循環するけど、さらに階段上部にシーリングファンをつけて、さらなる循環効果を高めるようにした。薪ストーブの上部の貫通部分から暖気が二階に上がって、階段部分からシーリングファンで階下に空気を下げるという空気の流れを配慮した設計となっている。これにより、家の中全体が均一に快適な環境となる。
二階のコーナー部分の邪魔にならないところを煙突が立ち上がる
一階の薪ストーブ設置部分からの暖気がスムーズに二階に上がる
もう一枚スリット化粧板は予備で持って行っていたので、この一階の天井部分を、二階の床部分と同様にふさいでしまうのもアリなのだけど、そうすると貫通部分内部の掃除が困難になること、子供がミニカーなどの玩具をスリットから落とした際に回収困難になるので、下側はふさがない方が合理的だと判断して、敢えてつけなかった。(そのまま炉台に落下してしまった方が良いという判断)
二階床の貫通部分のスリット
化粧板の色やスリットのサイズ、形状についても、熟考した。
まず色について、既製品の黒だと埃の付着で汚れが目立つのが気になる。濡れ布巾で拭いたら光の当たり具合によって筋が残ることが想像できてしまう。また既製品の室内用化粧板の素材は鉄板に黒塗装なので天井部分などあまりダメージを受けない場所であれば、良いけれども、こういう床部分でハードに扱うと、塗装が剥げていずれ錆びてくるだろう。(小さな子供がいるとけっこう攻撃を受けることが予想される)そこで、敢えて無垢のステンレスの無塗装の風合いにした。これだと多少、埃や汚れが付着しても目立たない。新築で新品のうちは何を使っても綺麗だから気にならないけど、その後の長期間に渡る、実際の使用時の汚れや、掃除などのメンテナンス性に配慮して部材を決定した。
そしてスリットのサイズと形状については、吸音壁などでよ使われるるケイカル有孔ボード(小さい丸穴がパターン状に配列)だと、玩具などの異物は入らなないけど、埃で詰まったり、有効開口面積を稼ぐのが物理的に難しい。機能優先となるとスリットの方が良いと判断した。そして次に考えるのはスリットの幅、サイズの問題だ。子供が指を突っ込んで抜けなくなるリスクを排除するためには「8mm以下もしくは25mm以上」という安全規格が遊具設計上はあるらしい。
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こりゃ、センス良し。
ムフフ。
オシャレかもよー
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うさぎさま:
ありがとうございます。
良いものができて、うれしいです。