煙突は、真っすぐ立ち上げて屋根から抜くのが基本だけど、今回の現場はそれができない状況だった。
部屋のコーナー設置で、真っすぐ上に立ち上げると屋根の谷の部分にチムニー、またはフラッシングがきてしまうので、造作が大がかりで大変になり費用もかさんでしまう。今回は「低予算で仕上げる」という前提条件があったので、そのプランは検討するまでもなく無理だった。
その場合は、壁面貫通となるが、新規で煙突貫通穴を開けることなく、既存のサッシに煙突を通す作戦にした。ちょうど良い位置にハメ殺しのサッシがあったから、それを利用するのが合理的だ。サッシの寸法に合わせて特注で化粧板を作成した。
サッシ(窓枠)からガラスを取り外すためにパッキンを撤去
ガラスを取り外して、煙突を貫通させて窓枠に固定、窓枠内には断熱材を充填
窓枠の外側にかぶさる、特注の化粧板を作成して、固定
煙突掃除の際のメンテナンス性を考慮して、縦の部分の底の蓋を取り外せるT型の二重断熱煙突を採用
窓枠を使ったとは思えないほど違和感なく納まった
いくら低予算の案件でも、煙突は妥協しないのが、かわはら薪ストーブ本舗の方針だ。今回も、国産の新宮商行の二重断熱煙突を採用した。屋外の風雨に直接さらされる環境では、煙突の接合部(コネクター)から雨水が内部に侵入するリスクのない国産の煙突を使用するのがベストだからだ。
雨水が煙突内に侵入する構造の煙突だと、断熱材が濡れて性能が落ちてしまったり、雨が煙突内部に入ってしまう。他社施工で、そういう物件を数多く見てきているので、自社での工事では極力そういうことのないように、お客様には国産の二重断熱煙突を選択してもらうように案内している。
煙突はただの筒で、接続してしまえば、同じように見えてしまうので、なかなか本当の情報が伝わりにくいが、性能の違いが極めて大きい。薪ストーブ本体以上に、重要なパーツなのだ。
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View Comments
断熱二重煙突だから、めがね石ではなく、断熱材でもOKなんですね。
内部の仕上げも気になるところです。
SCAN CI 10 GLユーザーさま:
はい。そうです。内部は単純に既存のサッシの窓枠ですよ。
そこに耐熱温度1200℃のセラミックスーパーウールを充填しました。