低予算の案件の場合には、煙突で妥協するか、薪ストーブ本体で妥協する、両方で妥協するか、色々な選択肢がある。
私の場合は、薪ストーブ本体で妥協しても、煙突は妥協しないことをお勧めしている。
何故なら、煙突は一度取り付けてしまうと、雨仕舞いも絡んでくるので交換するのが困難だけど、薪ストーブ本体はサクっと後から入れ替えも簡単だからだ。そして「煙突」の方が「薪ストーブ本体」よりも、重要だからだ。
しっかりと排気を高温に保つためには、高品質な二重断熱煙突が必須なのだ。
煙突表面から放熱してしまうシングル煙突は論外だけど、二重断熱煙突なら何でも良いというわけではない。
雨水が煙突内部や断熱材にしみこまない耐久性、性能低下や劣化しない【構造】【品質】、そしてメンテナンスのために着脱の際の【精度】が重要なのだ。日本の高温多湿な環境に対応した設計の国産のものが好ましい。
今回の現場は「低予算」が命題だったので、ホンマの安い薪ストーブで妥協したけれども、煙突は妥協しないで国産の新宮商行の高品質な二重断熱煙突を採用された。
お客様が来店された際に、実物の煙突のサンプルを見せたら、迷わず決めてくれた。このように、写真とかでは判らないけど、現物を見て、触れれば誰にでもその違いは判るくらい(※)品質の違いがある。
※かわはら薪ストーブ本舗 北軽井沢店には、各メーカーの煙突の実物サンプルを置いてあるので、興味のある人は事前予約いただければ見学可能だ。突然来店されても、工事、メンテンナンス、打ち合わせなどで外出していることが多いので、必ずアポを取って欲しい
室内側の特注で製作した化粧板を窓枠に固定したところ
工事完了後、すぐに火入れしての取り扱い説明
扉を全開にして火入れしても、全く室内側に煙は漏れてこなかった。その後、ガラスも全く煤けたり、曇ったりすることなく綺麗な状態が維持されていた。
国産の二重断熱煙突と、中国製の鋳物薪ストーブの組み合わせでご機嫌な燃焼
すっきりと綺麗に納まった、新宮商行のSCS匠の二重断熱煙突。塗装も綺麗だし、ロッキングバンドの部分の出っ張りがないので、美しい。
新宮商行のSCS匠についての詳細情報はこちら
https://www.morso.jp/pdf/201906panf.pdf
かわはら薪ストーブ本舗では基本的には煙突をバラさずに、煙突掃除、メンテナンスできるように曲がり部分には蓋を取り外せるように設計している。
このように、実際にお客様が薪ストーブライフをスタートしてから、快適に使えることを重視したプランでお勧めしている。
「とにかくひたすら安く」とコストダウンばかりしていると、後々の使い勝手が悪くなるので、予算を抑えるところと、予算をかけるところのメリハリをつけている。
薪ストーブ本体の価格で、ホンマの10万円と、欧米製の50万円では、そもそ40万円の支払い総額の差額があるわけだ。コストダウンしたい場合には、薪ストーブ本体で削減するのが一番合理的だと思う。
仮に同じトータルで60万円の予算であれば、「50万円の薪ストーブ本体」+「10万円のシングル煙突」よりも、「10万円の薪ストーブ本体」+「50万円の二重断熱煙突」の方がはるかに満足度が高く、安心して使えることが今回の現場の施工後のレクチャーからも実感した。
ホンマのストーブの場合はシングル煙突で妥協するケースが多いので、燃え方もイマイチっていう印象を受けてしまいがちだけど、今回はオール二重断熱煙突で施工したので、焚きつけ時の立ち上がりも良く、煙突からの目視確認できない透明な煙で、煙突の性能によって、薪ストーブの燃え方が支えられているというのが理解できる。
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